毎月定例となっている吉本新喜劇の間寛平GM(75)の記者会見。いつもはこれから開催のイベント紹介とイチオシ若手紹介の場となっていたが、今回は昨年新喜劇マドンナ鮫島幸恵(35)と結婚し秋に第1子が誕生した人気座員、千葉公平(49)に対する育児アドバイス講座へと早変わり。

この日の千葉は司会で登場。イベント開催を控えて次々登場してPRする座員を紹介し、自身はやや肩の力を抜いた立場で進行。

自身の近況を記者から問われ「最近子育てに忙しいんです」と笑顔で答えたまではよかったが、寛平GMから「千葉! 最近、守りに入ってへんか?」と振られたあたりから次第に雲行きが怪しくなった。

座員同士の結婚は、過去には女性側が引退し家庭に入るケースが多かったが、この日出席の未知やすえ(61)以降は妊娠出産を経て舞台と子育てを両立している女性座員が増加。やすえは「昔は考えられへんかったけど、今は仕事と家庭の両立が女性座員も当たり前になった。幸恵ちゃんもはよ帰ってきたらエエんよ」とエール。

千葉は先輩座員の烏川耕一から「ええか? 嫁が育児中の旦那は召遣いやぞ。逆ろうたらアカン」とアドバイスされたそうで、やすえからも「子どもはしょっちゅう泣くもんやからね、ママは心がヒリヒリしてる。たまに早う帰宅して、お風呂に入れたげたぐらいで〝入れたったで!〟みたいな顔したらアカンよ。黙ってやれ!」と諭され、やはり母親でもある島田珠代(54)は「奥さんにはキッスの嵐でねぎらってあげて」とハッパ。千葉は身を縮めて苦笑しながら「最近は手もつないでくれないんですよ。すべて子ども優先」と現状を吐露。
芸名通り千葉県出身で長く東京吉本で売れない漫才師として地道に活動していた千葉は、5年前に一念発起し縁もゆかりもない大阪吉本へ移籍。大阪市西成区内の古民家でネコと共に独り暮らししながら新喜劇座員としてようやく花開いた。妻の鮫島は逆に大阪府内で生まれ育っただけに土地勘や交友関係を含め関西に暮らす限りでは千葉に勝ち目はほぼないだけに、「大阪に骨を埋めるつもりで頑張ってます」と必死のアピールぶり。
(畑山 博史)