劇団四季のミュージカル「ノートルダムの鐘」が今夏、大阪・梅田の大阪四季劇場で開幕する。これまで関西では京都劇場を中心に上演されてきた同作だが、大阪での本格公演は今回が初めて。4月13日に行われた合同取材会では、出演俳優が新たな舞台への思いを語り、大阪での上演に期待を寄せた。

(写真提供=劇団四季)
原作は、フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーの『ノートルダム・ド・パリ』。15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモドと、彼を取り巻く人々の愛と葛藤を描く。ディズニーアニメ版を基に、作曲をアラン・メンケン、作詞をスティーヴン・シュワルツが手がけ、荘厳な音楽と重厚な人間ドラマが高い評価を集めてきた。
日本では2016年の初演以来、全国各地で上演されてきたが、関西では京都劇場での公演が中心だった。今回上演の舞台となる大阪四季劇場は、JR大阪駅や私鉄各線から近く、仕事帰りや買い物の合間にも立ち寄りやすい立地にある。大阪の中心部での上演によって、これまで観劇の機会が少なかった層にも作品が届くことが期待される。
合同取材会では、カジモド役の寺元健一郎が「この作品が持つ平和へのメッセージや祈りを、大阪の街に届けられることを楽しみにしている。舞台を通して、お客様の心に希望を灯したい」と語った。

(写真提供=劇団四季)
エスメラルダ役の宮田愛も「大阪では初めての上演となる。差別や権力の中でも愛と希望を求める人間の姿を描いた物語。教会音楽をモチーフにした重厚な楽曲とともに、ぜひ劇場で体感してほしい」と来場を呼びかけた。
公演は7月22日に開幕し、27年2月7日までのロングランを予定。11月29日公演分までのチケットは一般発売が始まっている。問い合わせは劇団四季ナビダイヤル(0570・008・110)。
(文 中村のりこ)
