【府立高】入試倍率が確定 全日制55校で1倍切る 旧1学区の豊中、春高が高倍率に

 高校無償化による私立高人気などで苦戦が続く大阪府立高。大阪府教委が3月6日、府立高入試一般選抜の最終の出願状況を発表した。全日制の総募集人員は3万1847人で、出願者数は3万3422人。競争倍率は1.05倍で、全日制126校のうち、4割を超える55校が1倍を切る結果となった。

旧1学区の豊中、春高が高倍率に

 府公立中学校長会が実施した1月30日時点の進路希望調査では、府内の全日制高校126校のうち、半数以上に上る71校が定員を下回る状況となったが、このほど府教委が最終の出願状況を発表。1倍を切った府立高は55校だった。
 一方で、私立高は人気だ。24年度から授業料無償化が所得制限なしで段階的に導入され、今年度から全学年で完全無償となった。今年、私立高を専願した生徒は2万1589人に上り、専願率は前年の32.19%を上回る33.13%。4年連続で増加している。
 下表で一覧にした府立高は、専門学科のみの一部の学校とエンパワメントスクールを除いたものだ。1〜4の旧学区別で偏差値順に並べ、過去3年分の入試倍率を記載して、見比べられるようにした。
 表の数値のみで見ると、北摂を中心とした旧1学区は高月北や芥川、豊島などが25年より募集定員を減らすなど学区全体で245人減らし、志願者は50人減(倍率は1.15倍)。府立トップ10校の豊中や、普通科改革で文理探求科を設置する春日丘などが高倍率となった。
 25年度も平均倍率が最も低くなった旧2学区は、半数近くの高校が1倍を切った。大正白稜の募集停止もあり学区全体で定員を395人減らしたが、志願者も190人減で1倍を切った。
 旧第3学区は八尾や清水谷、布施、懐風館が定員を減らして学区全体で303人減、志願者は68人減。倍率は1.09となっている。
 25年度は1倍を切った第4学区は、福泉の募集停止のほか、鳳や成美などが募集を減らし、定員は学区全体で410人減。志願者は95人減に留まり、倍率は1.04となっている。

■ [大阪府立高] 過去3年の入試倍率

※2024年は3月6日締切時(最終)、25年は3月7日締切時(最終)、26年は3月6日締切時(最終)の数値。
※赤字は倍率1倍未満。※数値は学校全体の募集定員・志願者・倍率。※偏差値は開成教育グループより

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