心斎橋にディオール新店 波打つ外観、館内にレストランも

 フランス高級ブランド「ディオール」は5月21日、大阪・心斎橋に新ブティック「ハウス オブ ディオール 心斎橋」をオープンした。ディオールは、世界最大級の高級ブランドグループ「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」傘下のブランド。同店はディオールと日本を結ぶ強い関係に敬意を表した新拠点で、活気ある心斎橋の中心地に誕生する。

大阪・心斎橋にオープンした「ハウス オブ ディオール 心斎橋」。波打つようなファサードは日本人建築家の藤本壮介氏がデザインした=22日、編集部撮影

 建物のファサードは日本人建築家の藤本壮介氏がデザイン。波打つような外観は、クリスチャン・ディオールが手掛けたドレスの流れるようなドレープや、重なり合う生地を思わせる造形で、オートクチュールの卓越した技へのオマージュを込めた。

 店内は建築家ピーター・マリノ氏が設計し、4フロアで構成。アリス・エイコック氏の彫刻作品を囲む壮大な階段が各階をつなぐ。ヴェルサイユの寄木細工など、ディオールを象徴する意匠を取り入れた光あふれる空間で、メゾンの歴史と現代性を表現する。

 1階にはウィメンズのアクセサリーやシューズ、レザーグッズのほか、フレグランス「ラ コレクシオン プリヴェ」やファインジュエリーを展開。2階ではジョナサン・アンダーソン氏によるプレタポルテのコレクションやバッグを紹介する。3階はメンズフロアで、ネイビーブルーのアームチェアを配し、現代的な雰囲気を演出する。

 店内には、クリスチャン・ディオール氏が同時代の芸術家たちと築いた交流を反映するように、選び抜かれたアート作品も展示。クリスチャン・ベラール氏の作品をはじめ、クロード・ラランヌ氏の「Ginko(イチョウ)」ベンチ、フランク・エヴヌー氏のアート家具、ティム・ハイランド氏による「トワル ドゥ ジュイ」の再解釈作品などが並ぶ。さらに、東信氏が手掛けたカプセル化された花々が、日本の生け花の美意識と、ムッシュ ディオールの庭園への情熱を重ね合わせる。

 館内にはレストラン「ムッシュ ディオール」も開設。ピーター・マリノ氏が庭園へのオマージュとして構想した空間で、女性シェフとしてミシュランの星を最も多く獲得したアンヌ=ソフィー・ピック氏が、同店のために特別メニューを考案した。「カナージュ」や「オーバル」、レオパードプリントといったディオールの歴史的コードを料理で再解釈し、フランスのオートキュイジーヌと日本の食材を融合させた食体験を提供する。

22日、編集部撮影

■ハウス オブ ディオール 心斎橋/大阪市中央区心斎橋筋1-9-17 

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