守口市立図書館(守口市大日町2-14-10)で、同館初の試みとして「防災訓練コンサート」が3月2日に行われる。協力は「考える防災教室」を実施している大阪ガスネットワーク。
阪神淡路大震災発生から30年が経ち、今後南海トラフ巨大地震が来るかもしれないといわれている中、防災の関心が高まっている。防災といえば、自宅での備えや、普段の職場・学校での防災訓練にはなじみがあるかもしれないが、外出の際などに被災した場合を考えることは少ないだろう。
同イベントは、「コンサートに来た時に被災した場合」を想定し、演劇と音楽を交えながら訓練を体験するというもの。親子でも楽しめる内容となっている。

プロローグ演劇の脚本・演出は作家、演出家の筒井加寿子(つついかずこ)さん。第1回関西えんげき大賞優秀作品賞など複数の受賞歴を持つ。昨年2月に同館で実施された朗読劇「Mの航跡」の脚本も手掛けた。出演者は F.ジャパン(劇団衛星)、豊島由香、七井悠(劇団飛び道具)、二口大学。

演奏団体は「サウンド・バーサーカー」。大阪府を拠点に活動し、自主公演の他、近畿一円で慰問演奏や依頼演奏なども行い、昨年1月と9月には能登半島地震復興支援公演を実施した。当日の曲目は、「ディズニーランド・セレブレーション」「となりのトトロ~コンサート・バンドのためのセレクション~」「アメージング・グレース」など、親子ともになじみのある内容となっている。

午後1時半開演(同1時から4階円形ホールで受付開始)で同4時頃終演予定。入場料は500円(レクリエーション保険料含む)、対象は小学生以上(小学生は保護者同伴必須)で要事前予約。電話(06-6115-5475)または3階カウンターで申し込む。