午後9時過ぎにドローンの編隊飛行による催しが終わると一斉に来場者が家路に着きだす。閉幕1日前の10月12日もそうだった。
この30分後にコモンズ館Dの前にくると、複数の人がコモンズ館Dの表面のガラスにメッセージを描いていた。


万博が終わってしまうということで、各国のスタッフやコモンズ館Dで働いていた日本人スタッフが思いを言葉にして書き込んでいたのだ。
数日前から自然発生的にスタッフから声があがり、こういうメッセージを書くことになったという。




単独国のパビリオンでは起こり得ないことが起こったコモンズ館はやはり万博の真髄を表す存在で、このように自然発生的に国境を超えた結びつきができ上がる場所なのだ。「コモンズ」館というだけのことはある。
分断が進む今の世の中でこのように国境や人種を超えて結びつき、お互いを讃合い、尊敬できる関係を築くことは非常に重要だ。
ここから世界へ向けて平和のメッセージが発信されて行けば最高だろう。
聞けば、コモンズA館とB館でも同じような書き込みがされているという。最終日に行って確認してみようと思うが、皆さんも素敵なメッセージを見に行ってみては。
斜め向かいのポーランドパビリオン前では若いスタッフが楽しそうに音楽をかけて皆でダンスを踊っている姿も見受けられた。


国民性なのか、とても楽しそうで、若いエネルギーが爆発したような感じだった。