いかつい顔付きから吉本新喜劇で〝9割9分がヤクザ、強盗、チンピラ役〟と自虐的に自己紹介する太田芳伸(42)が10月29日、セカンドシアター新喜劇（大阪・なんば、YES･THEATER）で初リーダーを務める。
記念グッズは、役どころの真っ赤なスーツをモチーフにしたチンピラルックＴシャツで価格は何と1枚5千円。「最初で最後かも知れんから50枚限定で作ったんやけど、枚数少ないから高額に…買うて下さい」と、いつもの強気はどこへやら。
値段を発表すると、同席した間寛平GMは「何でそんな高いの?」と首をひねり、司会の吉田裕座長（44）も「先日、Ｂ’ｚのコンサート行ったけど、あのTシャツでもそないせえへんかったで！」と追い打ち。大御所の末成映薫（76）は「200円やったら買うたるワ」と言い放ち、太田の不安は増すばかり。
太田は大阪経大卒業後、NSC(吉本総合芸能学院)大阪をへて、新喜劇入りし19年目。いかつい顔に似合わず熱帯魚を愛し、昨年初の新喜劇座員総選挙では19位に食い込みプチブレーク。近く公開の人気邦画「翔んで埼玉」続編の〝琵琶湖より愛をこめて〟で、関西を牛耳る大阪府知事配下の一員として、主人公らと敵対する役どころで出演し注目度アップ。
28日の初リーダー公演では、新喜劇きってのセクシーシンボル〝爆乳三姉妹〟のうち、美形の森田まりこ(42)と服部ひで子(41)に、総選挙で2年連続ベストテン入りし〝爆乳～〟とはライバル関係にある怪盗〝チャッソアイ〟3姉妹で男性ファン人気ナンバーワン小寺真理(32)を加えた強力女優トリオを初編成。太田は「詳しい中身は内緒ですが、絶対オモロイので3人のファンはぜひ見にきて」と自信の笑み。
(畑山博史)