メジャーデビュー32周年へ 浪花の歌姫・浅田あつこが故郷大阪で魅せた全力ステージ

 生まれ故郷の大阪府羽曳野市に今も住み続け〝浪花の歌姫〟浅田あつこ(53)のクリスマス恒例のディナーショーが大阪市内のホテルで開催され、長年応援するファンで約200席は満員。カバー曲を含め18曲を独りで歌い上げ。ディスココーナーでは阪神タイガース優勝にちなんで虎の顔を模したリュックを背負ってステップ。じゃんけん大会で盛り上がり、終了後は出入り口で浅田がお見送りする息も付かせぬ奮闘ぶり。

スタートは華やかな振り袖の浅田

 10代と変わらない丸顔プックリの童顔だが、来年メジャーデビュー32周年、プロになり35年の大ベテラン。若き日はアイドル的な存在で、NMB48などのグループがまだ大阪になかった時代に、在阪テレビ局や吉本興業の花月劇場などで歌い踊っていた。高音部がきれいな演歌・歌謡曲の歌唱は本格派で、時々地元の南河内の女性らしくディープな大阪弁を駆使したコミカルな楽曲も掛け、ファンを笑顔にさせている。

続いてはシックな青のドレスの浅田

 自宅暮らしでマネジャーやスタッフは家族中心とアットホームな生活が、この歳まで走り続けられた秘訣。この日のファンも、地元・関西はもちろん東京など幅広い地域から駆け付けた。

大阪マダムの革ジャンにヒョウ柄パンツの浅田

 着物から始まりドレスに、スポーティーなパンツルック。最後はもう1回ドレスと次々着替え。最後はシンガー・ソングライター、杉本眞人作曲の新曲『伝えたくて』を披露。嫁いだ女性が生まれた娘を伴い故郷へ。そこで亡き母を思いながら思い出の場所を歩く叙情詩。「杉本先生から電話でいきなり『できたよ、泣けるぜ~』と。確かに歌うたびに泣けます」と切々と。

ラストは赤ドレスでプレゼントコーナーに参加の浅田

(畑山 博史)

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