パワフルな歌声と本音トークで〝姉御〟の愛称で知られる歌手、KANAが今秋新たなCDブランド「ONE-FAVE LABEL」を創設。その移籍第1弾「satisfaction」発売を記念する単独ライブ全国ツアー2カ所目が大阪ミナミのダーツバーで行われ、コアなファンで全200席は完売。スタートした地元・埼玉も完売で実施しており、幸先のよいスタートとなった。

KANAは1998年女性ディオ「Rose」でデビュー。解散後はソロ歌手・可奈の傍らシンガーソング・ライター杉本眞人のバックコーラスで腕を磨き、2009年にテイチクから改めてソロ歌手デビュー。13年から単独ライブのツアー開始。今年は2月23日の福井市まで全国主要7都市で開催を予定している。
満員のファンに今回の移籍の理由を「CDを買ってもらうにはカラオケで歌って頂ける歌謡曲を歌わないといけない。私もアラフィフになってホントに好きなR&Bを思いっ切りやりたかった」と報告。KANAのトレードマークでもある黒地に赤いバラなどが描かれたツアー特製Tシャツに身を包んだファンから盛んな拍手。

ゲストにはサルサダンサー、Nonniが登場。KANAは彼女にダンスを習っているそうで、ステージで2人並んでノリノリでダンスを披露すると声援が飛んだ。

KANAにとって大阪はテレビ大阪制作の音楽番組でアシスタントを務め毎週のように通っていた時期があり懐かしい地。彼女のオリジナル曲をほぼ一手に作っている作曲家の兄・小林宏和ら家族ぐるみのスタッフが歌手活動を支えており、最近では機材一式を積んで車で全国を移動。関西の和歌山や奈良では、大きなホールを借り切っての自主カラオケ大会も開いており熱烈なファンが数多い。

(畑山 博史)
