
箕面自由学園(大阪府豊中市)は1月31日、米国カリフォルニア州パサデナで1月1日に開催された「ローズパレード2026」への出演を振り返る演奏報告会を校内で開いた。会場には、遠征を支えたクラウドファンディングの支援者らも招かれ、吹奏楽部とチアリーダー部が一体となった、世界的にも珍しいコラボレーションパフォーマンスの舞台裏が紹介された。

同パレードは、毎年元日に行われる恒例行事で、約2時間にわたり、約9㌔のコースを演奏・演技を続けながら行進する世界最大級の催し。生徒たちは現地到着後、本番に備え、毎日約3万歩を歩く練習を重ねて臨んだ。参加メンバーは高校1年生から30代後半の卒業生までと幅広く、世代を超えた編成で一つの隊列を作り上げた点も大きな特徴だった。
例年、年間の降雨日数が約30日とされるカリフォルニアだが、滞在中は3日連続で雨に見舞われる異例の天候となった。吹奏楽部の赤、チアリーダー部の紺の衣装で星条旗を表現する演出を予定していたことから、生徒たちはレインコートを脱ぎ、雨の中での出演を選択。連日の雨にもかかわらず、隊列は最後まで乱れることなく進み切った。
報告会で同校の田中良樹校長は、「本校は学業を優先しつつ、土日には地域の行事にも積極的に参加してきました。2025年は創立100周年という節目の年で、大阪・関西万博も控える中、本当にローズパレードに参加してよいのか迷いもありました」と当時の心境を明かした。その上で、「生徒たちは強い気持ちと粘り強さで、最後までやりきってくれた。その姿を誇りに思います」と語った。
世界で約4億人が視聴するといわれる元日の大舞台を終え、生徒たちは「多くの人に出会い、支えてもらった。人のあたたかさに触れることができた」と感謝の言葉を口にした。音楽とパフォーマンスを通じて得た経験は、技術だけでなく、人とのつながりや挑戦する心の大切さを胸に刻んだ。今回の出演は、同学園にとって世界に向けて挑戦力を示す一歩となった。

■箕面自由学園/大阪府豊中市宮山町4-21-1/電話06(6852)8110
