府内でツキノワグマの出没が相次いでいることを受け、吉村知事は11月5日の会見で「全国的に被害が続き、府内でも件数が増えている。登山や農作業の際は十分注意してほしい」と呼びかけた。
府によると、北摂地域の豊能町、池田市、高槻市、島本町などで目撃が多く、京都府境に近い山間部を中心に確認が相次ぐ。「秋以降は冬眠に備えエサを求めて行動範囲が広がる」として警戒を強める。
府は注意情報を発出。登山時は鈴やラジオなど音の出る物を携行し、果樹や生ごみを放置しないよう呼びかけ。不要な柿の木は伐採を勧めている。
大阪府でクマ出没過去最多豊能・高槻など19件
