摂南大学(寝屋川市)は4日、寝屋川キャンパスに新設したスポーツクライミングのボルダーウォールと、新剣道場「摂翔館(せっしょうかん)」の竣工(しゅんこう)セレモニーを開いた。ボルダーウォールは2024年に設置したリードウォールと合わせ、国際大会で使用できる規格を満たす本格施設で、教育機関としては国内有数のスポーツクライミング練習環境が整った。

新設したボルダーウォールは高さ5㍍、幅25㍍。既設のリードウォール(高さ12・5㍍、幅9・5メ㍍)と合わせて「SETSUNAN APEX WALL(愛称・セツエペ)」と名付けられた。「頂点」を意味する〝APEX〟に、競技者が限界へ挑み、最高到達点を目指す思いを込めた。
同大スポーツクライミング部は2022年に発足し、現在は33人が所属。日本代表コーチの中貝次郎ヘッドコーチの指導の下、日本代表選手6人を擁する強豪として活躍している。今回のボルダーウォール完成により、学園設置校の常翔啓光学園中・高校(枚方市)のスピードウォールと合わせ、スポーツクライミングの3種目(リード、ボルダー、スピード)すべてに対応した練習環境が整った。
セレモニーでは、スポーツクライミング部主将でリード種目の日本代表・吉田智音さんらが、新しいボルダーウォールで試登し、世界トップレベルの技を披露した。剣道部も新道場で打ち込みなどの練習を行った。
吉田さんは「国際大会基準を満たしたボルダーウォールが完成し、とてもうれしい。これからはボルダーの練習にも力を入れ、本学が会場となる11月の大学選手権では2連覇を目指したい。さらに、この施設を生かし、ボルダー種目でも日本代表選手を輩出できるチームになりたい」と抱負を語った。
また、新剣道場について剣道部主将の奥田斐道さんは「これまでは道場が手狭だったが、十分な広さで基礎練習や実戦練習ができる。試合場も2面確保でき、他大学との練習試合も行いやすくなる。さらにレベルアップを目指したい」と話した。
