積水ハウスら8社は25日、グラングリーン大阪南街区で開発を進めるタワーマンション「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE(ザ サウス レジデンス)」の販売概要を発表し、モデルルームを報道陣に公開した。地上45階建て、総戸数538戸(募集対象外住戸321戸を含む)で、2028年3月の完成を予定している。

優良顧客向けの「アンダー販売」となる募集対象外住戸321戸について、成約状況の詳細は「非公開」とした。高層階を中心とした住戸では販売が進み、最上階の4戸はすでに成約済み。このうち1戸(387.39平方㍍)は、昨年12月に完成した「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE(ザ ノース レジデンス)」の最高額25億円を大きく上回る40億円で販売されたという。

積水ハウス代表取締役兼CEO社長執行役員の仲井嘉浩さんは「グラングリーン大阪は、ビッグターミナルである大阪駅前に広大な都市公園を備えた複合開発として世界から注目を集めている。そこに誕生する最後の分譲棟ということもあり、多数のお客様に価値を感じていただき、高い評価をいただいている」と話した。顧客層は幅広いが、主に関西圏の富裕層からの引き合いが多いという。

一般販売は、今年7月上旬にモデルルームを完全予約制でオープンし、10月下旬に第一期の登録受付を開始、11月上旬に契約を行う予定。最低価格は約2億円となる見込み。

一方、居住目的ではなく、短期間で転売を繰り返す「マンション転売ヤー」の存在が社会課題となっている。今年3月に引き渡しを終えた「ノースレジデンス」でも既に70戸以上の転売住戸が市場に流通。中には新築販売時から数億円上乗せされた価格で取引が成立した事例もある。
積水ハウス大阪マンション事業部の木下健マネージャーは「今後の販売では、購入戸数の制限や引き渡し前の転売活動を禁止するなど、対策を講じていきたい」としている。

