
本紙コラボでもおなじみ、ラジオ大阪「ハッピープロジェクト」に出演する兵庫県出身の女性デュオ花*花が、7月26日に26周年記念ライブ「50/50」を神戸朝日ホールで開催する。今年そろって50歳を迎えるふたりの等身大の「今」やライブの意気込みについて語ってもらった。(西山美沙希)
ー最近一番変化を感じることは。
(こじま)まず老眼が無視できなくなってきました。先日ついに携帯の文字を1個大きくして、「負けた!」と思いました(笑)。勝ち負けではないとわかっているけど、なんだか悔しかったです。
(おの)2人とも楽譜のフォントがどんどん大きくなってますからね(笑)。私は若い頃から目が良かったんですが、44歳ぐらいからぼんやり見えづらくなってきました。スタジオって暗いじゃないですか。楽譜が見えなくて、疲れてんのかなと思っていたら先輩ミュージシャンに言われたんです。「まきちゃんそれ老眼の始まりやで」って。「えー!」と驚きました(笑)。目が悪い人はずっとこんな感じなんやと初めて知りました。

ーいい変化もありましたか。
(こじま)息子が大学生になって一人暮らしを始めたんです。私自身は最初はそこまで変化を感じていなかったんですが、ふとしたときに「あ、もうお弁当作らなくていいんだ」、「今日、早く帰らなくてもいいんだ」と身軽さを感じるんです。意識していなかったけれど、これまでは「母親だからこうしなきゃ」とか「母親だからはしゃいだらあかん」って、どこか自分でブレーキをかけていたんだなと気づきました。そのブレーキがなくなったので、私これからはしゃぎ放題なんです。もちろん無茶苦茶なはしゃぎ方はしないですけど(笑)。
(おの)急に旅行に行ってみたり、徹夜してみたり、もうそういうはしゃぎ方はできないけれど、自分のキャパシティをわかった上で楽しめるようになったんですよね。やれることが減った分、迷わなくなりましたし、度胸もついてきました。若い時はできることがたくさんあって、何をしようって迷うけれど、今はキャパシティ的にできることが半分ほどしかないなら「全部やればいいやん」ってなります。
失敗もあまり怖くなくなりました。ライブでも何かトラブルがあっても、こうなったらこうすればいいと対処できるようになりました。数をこなしてたくさん失敗してきたからこそついた力だと思います。

ー今年のライブへの意気込みを。
(こじま)1度しかない50歳。自分たちが全力ではしゃいで、後から振り返って、あの時おもろかったよねって思い出になるライブにしたいです。
去年は結成25周年で、お客さんに楽しんでもらうことをまず考えていました。今年は自分たちが全力で楽しいと思えるライブにしようと決めています。
(おの)若い人の目から見ると、大人って責任や体力の面とかで大変そうなイメージがあると思うんです。でも実際大人になってみたら、また若い頃と違っておもしろい。私たちの姿を見て、若い人にも「大人っておもしろそう」と思ってもらえたらいいなと思っています。
来てくれるお客さんも同じように年を重ねてきた方が多くて、気づいたらお母さんやおばあちゃんになっていたりして、三世代でライブに来てくれたりもするんです。私たちがはしゃいで迎えて、お客さんも楽しんで、お互いはしゃげたら最高ですね。
【ライブ情報】
花*花26周年記念「50/50」
2026年7月26日(日)開場15:15/開演16:00
会場:神戸朝日ホール(兵庫県神戸市)
チケット:一般6,800円/こども3,000円(全席指定・税込)
チケット購入:チケットぴあ・ローソンチケット・CNプレイガイド・イープラスほか
花*花
2000年7月ワーナーミュージックジャパンより「あ~よかった-setagaya mix-」でメジャーデビュー。その後も「さよなら 大好きな人」をはじめ、数多くのヒット曲をリリース。
03年より6年間の活動休止期間を経て、09年再始動。
現在も楽曲制作はもちろん、全国各地での精力的なライブや、舞台・映画・アーティストへの楽曲提供など幅広い活動を行っている。
メンバー:おのまきこ(vo,key)、こじまいづみ(vo,key)
