新歌舞伎座で三山ひろし特別公演 「紺屋と高尾」「幽霊東下り」交互上演に挑む

 13日に大阪・新歌舞伎座で初日を迎える「三山ひろし特別公演」を前に
三山座長と特別出演・市川由紀乃が会見し、長丁場での初共演への意
気込みを語った。

三山ひろし特別公演のポスター


 出し物は、亡き藤山寛美が演じた松竹新喜劇の名作「紺屋と高尾」と「幽
霊東下り」を交互上演。うち半分弱の7日間は第1部で両演目を昼と夜の
公演で別々の出し物。第2部の歌謡ショーも演目を変える。

初日を前に記者の質問に答える三山(右)と市川


 「紺屋と高尾」は江戸見物の大阪職人・久造が吉原の遊女・高尾太夫に
一目ぼれする恋物語。高尾太夫役の市川は20㌔の衣装で高げたに花魁(
おいらん)歩きの重労働。一昨年大病を患い治療に専念し、現在も投薬中
の市川は「まだ手指などに違和感は残っているのですが、大丈夫です」と
気丈。三山座長の存在について「令和の寅さん。あの映画が大好きでず
っと見ていましたが、空気感がそっくり」とエール。元々、吉本新喜劇が好
きで新歌舞伎座で新喜劇座員と共演したことがあり、今回は松竹新喜劇
に初挑戦。「大阪の2大新喜劇をそれぞれ演じられて幸せ。大阪の笑芸と
関わりが深くなるのは楽しい」とやる気十分。

「皆さんお越し下さい」とポーズを取る三山(右)と市川


 三山は「長期公演で途中に芝居演目が変わるのはままあるが、交互上
演は私は初めて。しかも、これまでは私のカラーが出しやすいオリジナル
脚本でしたから悩みました。新歌舞伎座さんから提案を頂き、2日間考え
ました。そして〝今の三山ならできる〟と背中を押して頂いた。由紀乃さ
んのお芝居も以前から見せて頂いており、今回の企画内容をうかがって
〝ぜひに〟とお願いした。歌謡ショーもお客さまのリクエストにその場でお
答えするなど工夫して楽しんでいただく」と意欲十分。
 公演は28日まで、予約センター(06・7730・2222)で受付中。

舞台衣装を着けた三山(右)と市川の新たなポスター


(畑山 博史)

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