古川淀川区長、十三の再開発に手応え 都市機能向上へ

都市は更新されることで、価値が高まる

十三のまちづくりについて語る古川吉隆淀川区長=4月9日、編集部撮影

 -JUSO CROSS(十三クロス)の開業で期待される影響・効果は

 十三、淀川区に新たなランドマークが誕生したことを大変うれしく思っています。4月にオープンした商業、図書館、保育・学童施設が集まる複合施設「JUSO CROSS(十三クロス)」は、十三の従来のイメージを大きくアップデートするでしょう。

明るく開放的な雰囲気の大阪市立淀川図書館=4月15日、編集部撮影

 なかでも大阪市立淀川図書館のリニューアルオープンは、区民の熱望に応えたものです。閲覧室はこれまでの約2倍の広さとなり、木質感に包まれゆったりと過ごすことができます。絵本の表紙が見えるよう展示できる本棚や、子どもたちがいつでも図鑑や学習漫画に触れることができる「しらべものへのとびら」などのコーナーも設けられ、読書が楽しくなるような仕掛けが随所に施されています。

児童書コーナーには一風変わった本棚が設置されている=4月15日、編集部撮影

 そして、同じフロアに誕生する学校法人履正社十三図書館は、市民がさまざまな目的で集える新しいタイプの図書館として「まちライブラリー」の機能を備え、地域の交流拠点となることが期待されます。

 他にもスーパーや保育・学童施設が入ります。淀川区が「子育てしやすいまち」「ずっと住み続けたいまち」として、ファミリー世帯からさらに注目されるようになるでしょう。

ワイガヤ図書館として市民の交流拠点となる、まちライブラリー=4月15日、編集部撮影

 -十三のまちのポテンシャル、将来性については

 新大阪駅と十三駅、そして十三駅と大阪駅(うめきた地下)を結ぶ阪急の新線構想に、大いに期待しています。阪急電車がなにわ筋線を経由して、なんばや関西国際空港まで乗り入れるようになれば、大阪の夢が広がりますよね。

 リニア中央新幹線の開業や北陸新幹線の延伸が計画され、国が都市再生緊急整備地域に指定した新大阪駅周辺においては、「新大阪駅周辺地域まちづくり方針」が策定されています。この中で十三は、新大阪駅エリアの機能を補完するサブ拠点として、また、地域のまちづくりの中心的な拠点として、大きな役割を担うエリアと位置付けられました。

 20〜30年先を見据えた官民連携によるまちづくりが進められることで、十三の利便性や都市機能はさらにグレードアップしていくことでしょう。都市は更新されることで価値が高まります。淀川区エリアの資産評価が上がり、さらなる投資を呼び込めるよう、区としても全力でPRしていきたいですね。

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