近鉄百貨店は、日本各地の自治体や事業者と連携し、その土地ならではの魅力を発信する地方創生プロジェクト「ハルカス・ニッポン博覧会」をあべのハルカス近鉄本店でスタート。第一弾として、5月6日から全館を挙げて鹿児島県を特集している。


総菜売り場がリニューアルオープンしたばかりのウィング館地下2階では、鹿児島黒牛や鹿児島黒豚を使った弁当をはじめ、水揚げ後に新幹線で運ばれ、その日の午後には店頭に並ぶ朝獲れカツオ、鹿屋名物「フェスティバロ」の唐芋レアチーズケーキ、熟成安納芋の塩けんぴや黄金塩チップス、地鶏を使ったハラミやヤゲン軟骨炭火焼きなどが販売している。






溶岩焼薩摩屋の鹿児島黒牛厚切りローストビーフ&熟成厚切り牛タン弁当には、噛(か)めば噛むほど甘みがにじみでてくる柔らかなロースビーフと、噛みごたえのある牛タンが並ぶ。



また、鹿児島県や九州南部では、地鶏の炭火焼きにハラミや軟骨を使うことが多いという。フェスティバロの「かご茶」を使った唐芋レアチーズケーキは、抹茶デザートを思わせる濃厚な茶の風味と香りが特徴となっている。



2のウエルカムガレリアでは、物産展が開催されており、9つのブースが並ぶ。そのうち4ブースがお茶を取り扱っている。鹿児島県は実は日本一の茶葉生産高を誇っており、〝鹿児島茶〟、中でも知覧茶は広く知られている。
鹿児島県薩摩郡さつま町で有機茶葉を生産している熊田製茶では、お茶は健康に良い飲み物であるべき、という考えから、農薬や肥料には頼らない有機栽培で茶葉を育てていて、しっかり蒸す深煎りのお茶を用意している。

また、熊田製茶の特徴の一つが、親しみやすくかわいらしいパッケージデザインだ。以前は一般的なお茶の商品パッケージだったが、熊田家の女性陣を中心にデザインを刷新したところ、売れ行きも大きく変わったという。思わず手に取りたくなるようなデザインが来場者の目を引いていた。

枕崎市から参加した厚石園というお茶農家も有機栽培にこだっていて、生姜、ヨモギ、どくだみ、唐辛子、ニンニクを米酢と焼酎で漬け込みエキスを抽出して茶葉に散布して、農薬を一切使わないで栽培している。最近はそこにレモンも加え出したそうだ。

煎茶「みなみの風」には「高級」「特上」「極上」の3種類があり、それぞれに適した湯温があるという。「極上」「特上」は60度前後、「高級」は70度前後、一般的な煎茶は80度前後が適温とされ、その温度に合わせていれることで、茶葉本来のうまみを最大限に引き出した味わいを楽しめるとしている。

これらの販売ブースの横では、かごしま百円茶屋が開催されていて、大きな和傘の下で日本一早く収穫される種子島茶を楽しむことができる。

100円で種子島茶の新茶と茶を練り込んだ羊羹(ようかん)を楽しめる。ここでは、沸かしたお湯をポットへ移し、ポットから器へ、そして急須へと移す度に、お湯の温度が10度ずつ下がっていき、お茶を器へ煎(い)れる頃には最もお茶がおいしく煎れられる温度になっているという説明を実践しながら紹介してくれる。





新茶だけあってまずは香りに惹かれ、煎れたてのお茶を口に含むと甘みと渋みのバランスがよく、日本人であることを幸せに感じられる体験ができる。

お茶以外にも黒酢を使ったドレッシング、ハチミツ、焼酎、カツオ節を販売するブースなどが並んでいる。
ステージではイベントが開催されているが、日によって内容が違い、かごしま百円茶屋は5月6、7日限定だったり、黒酢や焼酎はそれぞれに違った種類の飲み比べ体験なども日によって開催される時間と内容が違う。
特に9、10日の週末は、薩摩切子のワークショップ(ウィング館9階)を開催するほか、9と10の語呂合わせによる「黒糖焼酎の日」にちなみ、芋焼酎・黒糖焼酎フェア(ウィング館4階)も実施。黒糖焼酎購入者先着150人には、「コクト」くんのピンバッジをプレゼントするなど、多彩な企画を用意している。

5月12日まで。午前10時~午後8時。入場無料。
