大阪・咲洲地区で、大阪・関西万博の理念やにぎわいを次世代へつなぐ取り組みが動き出した。数学研究者で音楽家の中島さち子氏が代表を務める「steAm」と、複合商業施設「ATC」を運営するアジア太平洋トレードセンター(ATC)は4月30日、万博レガシーの社会実装と地域活性化を目的とした包括連携協定を締結した。

両者は、2025年大阪・関西万博の機運を引き継ぐイベント「クラゲ祭り」を2月28日にATCホールで開催し、約1200人が来場した。万博シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」に関連する企画として、国内外のパビリオン関係者らも参加。ヨルダン館やイタリア館、セネガル館、ガーナ館などと連携し、ワークショップや展示を通じて万博体験の一部を再現した。
今後は、両者が持つ人的ネットワークや知見、施設空間などを活用し、持続可能なまちづくりや地域交流を推進する。5月3日には関連企画「ごみ祭り」を開催し、約500人が来場。2026年夏には「クラゲ祭り2026」の開催も予定している。
大阪湾岸エリアの咲洲地区では、万博後を見据えた地域活性化策が課題となる中、文化や学びを軸にした継続的なイベント展開によって、新たな交流拠点づくりへの期待が高まっている。
