
関西を地盤に分譲マンションの建設などを通じて、都市開発を進めているリバー産業(河啓一)の「職人ファースト」の取り組みが異彩を放っている。10日、大阪市内のホテル開かれた、リバー産業・安全衛生協力会忘年会でも河社長は「リバー産業躍進の原動力は、現場で毎日汗をかいてくれている職人のおかげ」と感謝。席上、外国籍職人を含め78人に報奨金(総額1250万円)を贈呈した。
同社は安全、品質面などで優れた功績を残した職人を毎年、表彰しており、今年の金賞は、西部電気建設番頭の植田龍貴さんが受賞。「大変な励みになる。賞に恥じない仕事をしていきたい」と笑みを浮かべた。
職人の中には、現場で奮闘している海外出身者も数多くおり、同社ではリバー賞に外国人部門を設けて表彰。今年は10人が受賞した。
職人たちの頑張りに河社長は「世界から注目された、かつての日本のように、リバー産業は〝モノづくり魂〟を取り戻さなければ、と思っている。リバー産業のモノづくりを支えるのは職人さんだ。特に言葉、風習の違う国から来日した外国人の頑張りには感謝している。職人・外国人ファーストでリバー産業を発展させていきたい」と述べた。
安全衛生協力会の上田充孝会長も、同社の職人ファーストの取り組みを称賛。「河社長自らヘルメットをかぶり作業着姿で再三、現場を視察しており、その姿勢に頭が下がる。職人たちとコミュニケーションを重ね、職場環境の改善に力を入れてもらっている。海外からの職人に対しても一切差別なく対応。気さくに激励されており、現場の活性化につながっている」と感謝した。
