ムラサキスポーツは、初めてランニング分野に特化したライフスタイル提案型新店舗「ムラサキスポーツ 大丸心斎橋店」を心斎橋パルコ(大阪市中央区心斎橋筋1-8-3)8階に12月12日、オープンした。

同社は従来、サーフィンやスキー、BMXなど「アクションスポーツ」を主軸に置いていたが、新店舗ではランニングシューズを中心に、ランニングウェアやアクセサリーを扱う。ランニングシューズの種類は幅広く、初心者からヘビーランナーまで幅広く利用できる。取り扱う店舗が比較的少ないトレイルランのシューズも取り扱う。


また、単なるスポーツ用品店にとどまらず、ランニングイベントなど体験機会の創出を通じてコミュニティ形成を目指す〝コンセプトストア〟として運営される。これは同社が新しい軸として「ライフスタイル事業」を立ち上げ、それによって企業コンセプトである「『遊びでつながる』をデザインする」をより形にしていきたい、という思いがある。そのため、グループランイベントなどのプログラムを予定している。
「『ここに来ると10年若返る』お店にしたいと思っています。ランニング習慣による体の健康だけでなく、コミュニティを通じてこの店が居場所となって、人と人とがつながることで心も健康になってもらえたら」と店長の友田雅昭さんは話す。
さらに店舗では、同社のコーヒーブランド「珈琲紫(コーヒーむらさき)」の豆やコーヒーグッズも併設・販売する。実は、同社のスタートは喫茶店から。その文化を引き継ぐとともに、生活に寄り添いたいという同社の思いを具現化する意味でも、コーヒー事業を展開する。

友田さんは「大阪でランの聖地といえば大阪城公園ですが、ショップも多い心斎橋を新たなランの聖地としていきたい。そして、この地域に根差したショップにしていきたい」と意気込む。
