「パリスの審判」50周年で注目、カリフォルニアワイン試飲会にぎわう

 カリフォルニアワイン協会は3月3日、ワインの魅力を紹介する試飲イベントを大阪駅西側の大阪ステーションホテルで開催した。
 当日は、業界関係者を対象とした試飲会「カリフォルニアワインAliveテイスティング2026」を実施。あわせて、一般消費者も来場できる試飲会も行われ、多くの来場者がカリフォルニアワインの多彩な味わいを楽しんだ。

 同イベントは、300種類以上のカリフォルニアワインを、一般消費者向け試飲会に約400種類以上を用意。

 プロ向け試飲会では、ワインの輸入業者やディストリビューターがテーブルを出し、自慢のワインを並べて売り込みやPRを積極的に行っていた。

 参加者の多くは飲食店経営者で、無数に並べられたワインボトルの中から、好みの味や店の雰囲気、提供している料理との相性などを懸案して選りすぐりの一本を探していたようだ。

 幾つかの銘柄を試飲してみたが、どれも個性があり、一つ一つの銘柄の説明を聞くのは楽しい体験だった。プロの説明は的確で、味の複雑さや生産の過程でのこだわりなどを聞くことができ、ワイン通になった気分だった。

 味やブランド以外に、注目を集める要素も。大谷翔平選手が飼っているデコピンの現地での呼称であるDECOYと同じ名前を持つブランドは、DECOYについてテレビで取り上げられた際は飛ぶように売れたそうだ。

 会場では、1976年に行われたブラインドテイスティング「パリスの審判(Judgment of Paris)」で、カリフォルニアワインがフランスワインを上回る評価を受けた歴史にも触れられた。
 同テイスティングで高評価を得たワインの系統を引く銘柄や、その類似種などを紹介し、ブランドの歴史や付加価値をアピールする出展者の姿も見られた。

 今年は「パリスの審判(Judgment of Paris)」での勝利から50周年であり、また米国建国250周年に当たる記念すべき年でもあるので、会場は一段とにぎわいに包まれていた。

 アメリカは世界第4位のワイン生産国であり、カリフォルニア州はアメリカのワイン総生産量の81㌫を生産。 日本の面積の1・1倍を誇る広大な面積の中には154の公認ワイン産地(AVA = アメリカ政府公認葡萄栽培地域)があり、気候や土壌、そして人の気質や食文化など多様性に富み、サステナビリティなワイン造りを実践している。

 ここにくるとカリフォルニアワインの全てを知ることができ、日本で流通しているカリフォルニアワインの全てを嗜むことができる貴重な場だ。

 3月5日に東京で同様のイベントが開催されるが、大阪での次回開催は1年後になる予定だという。

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