松竹芸能 若手マネ×若手芸人の”本気勝負”第2弾 8月心斎橋角座で開催へ

 松竹芸能の若手マネージャーが芸歴15年以下の芸人3組ずつを勝手にドラフト形式で選んで最強チームを競う「本気の松竹2 若手マネージャー×若手芸人タッグマッチ」が8月9、10日、大阪・心斎橋角座で開催することになり、出演4組のマネージャーとリーダー格芸人が集まり抱負を語った。

 各組持ち時間1時間、小道具やセットなど制作費5千円ずつで、勝敗はマネージャーのプロデュース力と演者のネタ力を中心に動員観客数も加味。優勝チームには賞金3万円と単独ライブ開催権が贈られる。

大槻マネ(中央)と「反町」

 9日午後7時「クレイジーファミリー」(大槻凜太朗マネ、反町、アーモンドスーツ、ブルーウェーブ)▽同8時半「夏の啓発セミナー2025」(佐々木菜央マネ、イヌダ、小林シャネル、たかお)▽10日午後7時「夏!全部やるライブ!!!」(出野紗恵マネ、野尻野サイドステップ、シンバルモンキー、くわがた心)▽同8時半「やれんのか!~漢・夢島編~」(大谷蓮マネ、オーパスツー、森田GM、3番ゲート)が出演順と参加メンバー。

佐々木マネ(左)と「イヌダ」

 本気の松竹」は今年のゴールデンウイークに「オーパスツー」や「反町」など大阪で人気が出ている若手の3夜連続単独ライブを開催、好評だったことから第2弾は若手マネージャーが競い合う形で若手芸人をピックアップさせ競わす形式へと進化させた。

出野マネ(左)と「野尻野サイドステップ」

 東京から大阪へ転籍し既に単独ライブを行っている「反町」らを選んだ大槻マネは「このメンバーなら優勝しかありえない」と自信。逆にイヌダ大好きを自認する佐々木マネは「彼女をはじめピン芸人3人だけ、ここから一緒に始めたい」と初々しい。〝夏〟をテーマに野尻野らキャラの濃いメンバーを選抜した出野マネは「夏を全て堪能できる充実した内容に仕上がりました」と手応え。トリを取る大谷マネは関西の民放若手漫才コンテストでファイナリストが相次いでいるオーパスツーをメインに据え「今、松竹芸能で最も活きがいいメンバーを集めたら結果的にかなり男臭くなった。武骨なイメージで行きます」と締めくくった。

大谷マネ(中央)と「3番ゲート」

 松竹芸能の漫才トリオは横山たかし(2019年、70歳で死去)、酒井くにお(22年、74歳で死去)、TKO(20年木下隆行、22年木本武宏が退社)、よゐこ濱口優(24年退社)と往年の人気者の離脱が相次ぎ、次世代育成が急務。拠点・角座でも若手出番を意識して増やしており、同社の担当者は「若手マネージャーに同世代の感性で演者を選んでもらい人気者を育てていきたい。8月はM-1グランプリ予選が始まる時期でもあるのでそれぞれが化学反応し合ってファンの支持を得てくれれば」と期待している。

 入場料は1公演1800円(前売り1500円)、1日2公演通し券2000円。2日通し券は記念グッズ付きで4000円。

(畑山 博史)