
阪神タイガースの若手選手、富田蓮さん、西純矢さん、漆原大晟さんの3人が12月2日、グランフロント大阪・ナレッジサロンで開かれたチャリティートークイベント「夢を叶えた『プロへの道』」に登壇した。会場には先着100名のファンが集まり、子どもから大人まで幅広い世代が選手との交流を楽しんだ。
本イベントを主催した IGA(International Golf Academy) は、アスリート育成と地域支援を軸に活動し、世界を目指すジュニア育成の基盤づくりにも取り組んでいる。異なる競技が手を取り合い、子どもたちの夢を後押しする場をつくりたいとの思いから、〝野球×ゴルフ〟をテーマに企画された。
3選手が語る「なぜプロになれたのか」
トークのメインテーマは「なぜ彼らはプロになれたのか」。プロ野球選手を目指したきっかけについて、富田選手は、小学校の時から父の影響で野球を続けてきたが、社会人野球に進んだ際に「野球でご飯を食べていく」と覚悟が固まり、そこで初めて本格的にプロを意識するようになったと語った。

漆原選手は、大学進学時に一度は野球から離れようとしたものの、仲間の誘いと先輩のプロ入りが刺激となり、「自分も続きたい」と目標を定めたという。

西選手は、幼少期の観戦で抱いた憧れが原点で、高校2年時に「プロになれる」と手応えを感じた瞬間が転機となったと明かした。

会場は終始アットホームに
会では質問タイムも設けられ、ファンからの率直な問いに3選手が気さくに回答。好きなキャラクターやオフの過ごし方など、普段見られない一面が紹介され、会場は和やかな空気に包まれた。
終盤にはサイン入りグッズをかけたじゃんけん大会や写真撮影会が行われ、IGAとゴルフ大会で連携する兵庫県福崎町のキャラクター「ガジロウ」も登場。笑顔あふれる、アットホームな時間となった。


(写真・文=西山美沙希)
