大阪出身の演歌歌手、永井みゆきが、故郷で開かれた「大阪発流行歌ライブ」に出演。地元から駆け付けた実母や応援組織「岸和田すずめ会」メンバーらのペンライトが揺れる中で新曲「ゆるし川」などメドレーを含め8曲を披露した。

「ゆるし川」は昨年8月に発売で、すぐに「大阪流行歌ライブ」に出演して熱心なファンに聞いてもらう予定だったが、直前の7月に都内で交通事故に遭遇。激しいむち打ち症で救急車搬送され、以来3カ月の療養生活で歌えない暮らしに。もちろん「大阪流行歌ライブ」も出演をキャンセルせざるを得ず、今回がその〝おわび出演〟となった。

詩人・道山れいんが初めて作詞を手がけた。「酔芙蓉(すいふよう、一夜で赤く染まる八重のフヨウ)」や「澱(おり)さえ浚(さら)う(底の濁りなで取り除く)」と普段使わない言い回しが多々。「新たな世界観で新鮮でした、れいん先生に一つ一つ意味を確かめながら理解を深めました」と話す。
出演後に話しを聞くとスノーボード大好き娘に戻って、日本中を興奮させたミラノ冬季五輪スノーボードの話題になり「ビッグエア金メダルの村瀬心椛さん格好よかったぁ! ずっとテレビ見てました。あのジャンプはすごい、スロープスタイルも銅メダルなんですよ!!」と興奮気味。

療養中に50歳の誕生日を迎え、今年はデビュー35周年。「レコーディングが無事終わり〝さぁこれから!〟という時の事故。悔しかったけど〝新しい年から新曲キャンペーンスタート〟と自分に言い聞かせて療養してきました。今でも首や頭が少し気になることがあるけど、歌っていると不思議に元気になれます。今年はいいことあると思います」と笑顔。

舞台では「〝ゆるし川ってどこにあるんですか?〟って皆さんに聞かれます。同じ名前の川は確かにありますが、皆が許し合える世界になれば〝いいな〟と思って頂くための心の中の川です」と混とんとした世界情勢を思いやった。
(畑山 博史)
