お笑いコンビ「アキナ」山名(45)の初出版エッセイ「しあわせは小走りでやって来る」(ワニブックス)の発売イベントが地元・大阪で行われ、妻の吉本新喜劇女優、宇都宮まき(44)も同席してトークショーとサイン会を繰り広げた。

「アキナ」は若手漫才賞レースの頂点「M-1」ファイナリストで、大阪・吉本では同世代「アインシュタイン」「和牛」とユニット「アキナ牛シュタイン」を組み『次世代若手漫才のトップランナー』注目されながら、あえて東京進出せず大阪に腰を据え芸能活動を続けている。

山名は、昨秋相方の秋山が病気休養4カ月のピンチを、得意の書道と初のエッセイ執筆に充てて文化人としての活動にシフト。エッセイでは愛犬の柴犬「おまめ」との散歩で感じた事や妻子との暮らし通じ日々感じた事をすくい上げた内容。まきはかつて「六畳一間のシンデレラ」を執筆したエッセイ出版の先輩だが「読んで泣きました。私の事も書いてくれているので。難しい漢字はパスしながら今。2周目に掛かっています」と評価。

山名は「ボクは子どもの事からずっと犬を飼いたかったけど親に反対されてできなかった。それが〝おまめ〟が来てくれ、間もなく結婚。今は妻と子ども2人と家族も増えました。仕事ではコント好きなんで、今も『キング・オブ・コント』優勝は諦めてないんですが、独りの時は何かと思い通りにならない人生だった。今は家族に囲まれ毎日を穏やかに過ごす幸せ感を得ています」と説明。執筆に付いては、支援してくれる方が持つ通称「勉強部屋」にこもりコツコツ書き上げたという。「毎日少しずつ書いて行きました。気持ちが優しい時は文章も優しく。逆にイライラしている時は、文章もトゲトゲしくなる事を知りました」と話す。

トークショーでは、参加者からの質問で「本のポイントは?」と聞かれ、山名は即「表紙。おまめと散歩するぼくの後ろ姿。シャレてるでしょ」と気に入っている様子。「夫婦円満の秘けつ?」を問われ、山名は「1日のあった事は帰ったら全部妻にしゃべる。同じ芸人同士なので空気感が伝わるんで、全部乗っかってくれる」と話し、まきは「嫌な事の感覚が私と同じ。分かってくれているのが〝いいな〟と」と答え、互いに見つめ合った。
(畑山 博史)
