【体験レポ】泉佐野に誕生 ビール好きなら一度は行きたい「よなよなビアライズ」がすごかった

 泉佐野市にビアエンターテインメントを提供する体感型ブルワリーとして新施設「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」が7月23日に開業する。

 関西空港の対岸、りんくうタウン駅から徒歩数分の場所にオープンするということで、同僚記者と一緒にメディア向け内覧会に参加した。

 同所は、醸造所といっても単なる「ビールを製造する工場」ではなく、「ビールでピースなサプライズ!」がコンセプトのエンタメ施設。ちなみに「ビアライズ」は「ビール」と「サプライズ」を掛け合わせた同社オリジナルの造語。

 同所ではビールの醸造だけでなく、実際に出来立てのビールの味や香りを楽しんだり、ビールにまつわるトリビアや雑学など奥深いビールの世界を学べるコーナーがあったり、ビール片手にくつろげる空間が広がっている。それらに加えて、実際にビールを醸造している醸造所の中を巡る見学ツアーが行われる。

 施設に入るとまず目にはいるのが醸造エリアにつながった5つのタンクが並ぶ「KURADASHI TAP」。

 醸造所内のタンクにつながるパイプから鮮度のよい状態でタップルームにビールが直送されていて、ビールは専用のタップから自分でグラスに注げるようになっている。

 「KURADASHI TAP」の裏側にあるのが最大14種類のクラフトビールを楽しめる「YORIDORI TAP」。

 ヤッホーブルーイングが製造するバラエティ豊かなクラフトビールの中から、定番製品はもちろん、ここでしか味わえないエリア限定製品なども含めた、最大14種類のクラフトビールの飲み比べを楽しめる。この日提供されていたビールは10種類。今後種類の入れ替えも含めて最大14種類を提供していくそうだ。

 また、クラフトビールの味わいを引き立てるワンハンドフードや、ビールが飲めない方向けのソフトドリンクも提供される。

 「YORIDORI TAP」の前に広がる空間はまさにエンタメ空間。右側にはクラフトビールをいろんな視点でひも解く「Brewing is Art & Science」エリアがある。

 クラフトビールづくりはブルワーの好奇心や閃き(アート)と緻密な科学的アプローチ(サイエンス)から生まれていると考えているので、このエリアではクラフトビールのアートとサイエンスの要素を、ビアスタイル(ビールの種類)の紹介や変わった副原料の展示、書籍のさまざまな切り口から紹介している。

 その奥で行われているのは、オリジナル缶づくり「BEER LOG CAN」。自由にデコレーションしたよなよなビアライズ限定ラベルを空缶に貼り、醸造所で使う缶蓋の「巻き締め機」を使用して、自身の手で缶を締める体験ができ、完成した缶はそのまま持ち帰れる。

 「YORIDORI TAP」の真正面には巨大アートや醸造エリアに囲まれたタップルーム空間が広がり、ユニークな形をしたカウターテーブルなどが配置されていて、思い思いの場所でビール片手の楽しい時間を過ごせる。

 その奥の壁は、高さ11.5㍍、横幅14㍍に及ぶ壁面アートが広がる。多様な人や生物がビールを片手に思い思いに楽しむ平和な世界観が大きく描かれている。

 そして同施設の目玉である醸造所は「YORIDORI TAP」の左側にある一面のガラス張りの仕切りの向こうに広がっている。巨大なビール醸造用タンクが何本も設置されていて迫力満点。

 同ツアーでは、最初にブルワーズルームに集まり、約90分のツアーがスタートする。

 ここでビールの原料のホップや麦芽などの素材について学んだり、製造工程の説明を受けてた後、実際に醸造所内に入って、製造工程を側で見学しながら案内を聞くことができる、というかなり本格的でこだわりを感じるツアーだ。

 話す内容も専門的なことまで踏み込むので、ビール好きな人やウンチク好きな人にはぴったりかもしれない。
 ツアーの途中でタンクから直接注いだビールを試飲できたり、最後にブルワーズルームに戻って、5種類のビールを飲み比べて、学んだ知識とビールの種類による味や香りなどの違いを確認して楽しめる。

 この醸造所内を巡る見学ツアーは、予約して参加するのだが、7月と8月の予約を解禁した際は、1時間で全ての枠が埋まってしまったほどの人気ぶりだった。9月分からの予約を確保したい人は今から準備をしておこう。

 見学ツアーに参加した同僚記者も「何より驚いたのが、醸造所見学。普通はガラス越しに眺めるだけのところが多いのに、ここでは実際の醸造エリアの中に入れるんです。タンクの並ぶ空間に足を踏み入れた瞬間、ふわっと麦の香りがして、テンションが一気に爆上がり。スタッフからこだわりや製造工程の話を聞きながら、目の前でビールが生まれていく様子を見られるのは本当に特別な体験でした」とコメント。

 ツアーに参加する際は、記者が被っているヘルメットの着用が必要です。

見学ツアー後、同僚記者はYORIDORI TAPのビール3種飲み比べセットを注文。「ツアー後にいただくクラフトビールは、もう言うまでもなく最高。説明を聞いたあとだからこそ、ひと口目の香りや味わいがより深く感じられて、新鮮さがたまらない美味しさでした。種類も豊富で、飲み比べも楽しい」と満足の様子。

 関西限定グッズをはじめとしたオリジナルグッズを販売する「4747SHOP」では、Tシャツなどを見るとほしくなりそうなお土産が揃っている。

 盛りだくさんのFUNポイントがあり、実際にビールを飲んで、味や香りなどを感じたり、フードとのペアリングを楽しめる同所は、この夏の人気デスティネーションになること間違いなしの予感。

 今回は、時間が足りず回りきれなかったが、施設には屋外エリア「プッハーガーデン」も併設されている。建物正面に描かれた「よなよなエール」の巨大なデザインを背景に、中央の展望スペースからビールを飲んでいるような写真が撮影できるフォトスポットを設置。
 自然に囲まれた空間で多様な過ごし方ができるように設計した「プッハーガーデン」では、ハーブに囲まれた席や芝生のスペース、ビールの原材料となる麦芽の麦穂をイメージしたエリアなどがある。ほかにもアメリカのクラフトビールシーンで人気のゲーム「コーンホール」など屋外で楽しめるコンテンツも用意。週末にはキッチンカーによるフードの提供も予定しているという。

 なお、7月23日の開業後は、混雑緩和とサービス品質の維持を目的に、当面の間は入場予約制(先着順)を導入する。

 「よなよなビアライズ 大人の醸造所見学ツアー」は各日3回(①午前11時半~②午後1時半~③同3時半~、各回90分)開催。定員は各回12人で、参加費は3,630円(税込)。

 「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」の営業日は当面、金・土・日のみ。今後は営業日の拡大を予定している。営業時間は午前11時~午後6時。支払いはキャッシュレス決済のみで、現金は利用不可。駐車場は設けていない。

 詳しくは、施設の公式サイト(https://yonasato.com/base/yonayona_beerise/)へ。

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