大阪市住之江区の「住之江抽水所」で、大雨の影響により雨水ポンプ6基が水没し運転不能となった問題で、大阪市は6月30日、新設備への交換費用が約300億円に上る見通しを明らかにした。完全復旧には少なくとも4年を要する見込みだ。
市議会建設港湾委員会での市側の答弁によると、水没したポンプは2000年に供用を開始。一度水没すると電気系統等の修繕では対応できず、機器の全交換が必須となる。物価上昇なども重なり、巨額の費用と工期が必要となった。
同施設は、大雨時に巨大地下水路から住吉川へ排水する浸水対策の要。6月26日の記録的な大雨で浸水し、全基が停止した。市は排水能力の低下による、大阪市南東部の浸水リスク増大に警鐘を鳴らしている。市は水没の原因究明を進めるとともに、大阪府と連携して緊急対策を急ぐ方針だ。
住之江抽水所復旧に300億円 ポンプ水没、完全交換へ4年要す
