舞踊道「天羽会」(日本舞踊・天羽流、新舞踊・桐流)の宗家・天羽祥瑞(桐彩華)七回忌追善=2020年、81歳で死去=と創流40周年の記念公演が、大阪・日本橋の国立文楽劇場で行われ、口上で二代目家元・天羽祥魁(桐魁佑)が「宗家は台風を寄せ付けない太平洋高気圧のような天然の明るさと熱さを持った人間的にも素晴らしい方。直弟子、孫弟子など門弟は100人を超え、これからも精進していく」とあいさつ。分家家元で宗家高弟・天羽祥吉(桐彩元)と天羽祥壽(桐彩寿)を「本部家元代行」としトロイカ体制を執る事を発表した。


週刊大阪日日新聞社は11年前に宗家の半生を描いた本「天翔ける舞扇」(大阪日日新聞刊)出版に深く関わっており、長唄や常磐津に乗って舞う伝統の日本舞踊と演歌・歌謡曲を大胆に取り入れた新舞踊の二刀流活動を継続支援。この日は長内繁樹・豊中市長や天羽会後援会長の浅利敬一郎・前豊中市長らが駆け付け、宗家の思い出や日本文化の一環である日舞を後世に伝えるための取り組みなどを紹介した。

午前中から始まった演目は夜に掛かるまで休み無しに舞台狭しと舞踊を展開し、祥魁家元は幕開けの清元「北州」から出演。中野寛成・元衆院副議長歌唱の「千の風になって」では後方で踊りを披露。長唄「春興鏡獅子」で日舞、長編歌謡浪曲「元禄桜吹雪決闘高田の馬場」(三波春夫)に乗っての新舞踊で堀部安兵衛にふんしてとひっきりなしに登場し満員の観客を魅了した。

(畑山 博史)
