〝まだ何者でもない僕たち〟 温泉歌謡アイドルGEN×SEN 夢は紅白

 「無名から這(は)い上がる、まだ何者でもない僕たちが何者かになるために・・・」。そんな言葉を掲げる温泉歌謡アイドル「GEN×SEN」が、結成1周年を迎えた。

 約10年前、温泉施設の専属アイドルグループとして活動していた4人。解散後はそれぞれ別々の道を歩みながらも、「もう一度この4人で夢を追いかけたい」と再集結した。現在の平均年齢は38歳。世間からは「もう遅い」と言われる年齢かもしれない。それでも彼らは、メジャーデビュー、そして紅白歌合戦出場という夢を本気で追い続けている。

温泉地から始まった挑戦

 グループ名「GEN×SEN」には、温泉の「源泉」と、「元気1000倍」「優しさ(GENTLE)1000倍」を届けたいという思いが込められている。リーダーの起田(おきた)純平さんは、「日々の生活で疲れた心と体を癒やし、整えてもらえる存在を目指し『温泉歌謡アイドル』という独自のスタイルで活動を続けている」と話す。

 結成からの1年間、大阪・関西万博への出演をはじめ、自主ライブやショッピングモール、地域イベントなど数多くのステージに立ってきた。出演交渉などの営業活動も自ら行いながら、一歩ずつ活動の場を広げてきた。その積み重ねは少しずつ実を結び、「また出演してほしい」「うちのイベントにも来てほしい」といった声が届くようになった。

 1周年記念ランチショーでは約140席を用意したが、チケットは発売開始からわずか1日でほぼ完売。メンバーは、多くの人たちに支えられていることを改めて実感したという。「世間から見れば遅い年齢かもしれません。でも、年齢や常識にとらわれず挑戦する姿を通じて、誰かに勇気を届けられる存在になりたい」そう語るメンバーの言葉からは、この1年を駆け抜けてきた覚悟と、支えてくれる人たちへの感謝の思いが伝わってくる。

挑戦は2年目へと続く

 「GEN×SENを応援していて良かったと思ってもらえるよう、新しい挑戦を続けたい」と2年目への意気込みを語った。

 「夢を追うには遅い」といわれる年齢から再び歩み始めたGEN×SEN。しかし、その挑戦は同世代をはじめ、多くの人たちに「夢を追うのに遅すぎることはない」というメッセージを届けている。

 温泉地を原点に歩み始めた4人は、自分たちの歌やパフォーマンスを通して、日々を懸命に生きる人たちへ元気と癒やしを届けたいと、2年目への新たな一歩を踏み出した。

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