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【大阪関西万博】女性の人生を追体験、ウーマンズパビリオン ドバイ万博・日本館を再利用

 宝飾品ブランド「カルティエ」や内閣府などが共同で出展している「ウーマンズパビリオン」。「ともに生き、ともに輝く未来へ」をテーマに、パビリオン内で女性の人生やジェンダー問題について考える体験展示となっている。

 外観が印象的な同館のファサードは、2020年ドバイ万博・日本館で使用したものを再利用。建築家の永山祐子氏が考案した組子ファサードだ。見た目が涼しげで、ドバイ万博の際も話題を呼んだという。

 はじめに、3人の中から1人の女性の人生を追体験する。イヤホンの音声に従って、それぞれの通路に進んでいく。

一番左は作家の吉本ばななさん

 また、世界における女性の教育、労働、政治への参画状況に関する情報の展示や、女性リーダーたちが残した言葉などが一面に飾られた部屋も。心強い言葉に、胸を打たれる。

 最後の部屋では、多くの女性が卵型の穴を持ったような部屋に通される。それぞれの女性の前に立ち、その穴の中に手を入れると、不思議な体験ができる。ぜひ実際に確認してみてほしい。

各国で影響力を持つ女性たちが並ぶ。一番左は黒柳徹子氏

 観覧後は、2階の庭で一休みするのがオススメ。天井に大きな穴が開き、半テラスのような構造になっている。ここから大屋根リングも望める。

 展示だけでなく、会期中は館内で多くのセミナーやパネルディスカッションなどのイベントが実施される。大阪で活躍する女性リーダーたちも登壇予定。男女問わず、一度足を運んでみてほしい。