大阪駅前にレトロな新名所、居酒屋「大大阪」オープン

 大阪・北新地駅から歩いて3分、大阪駅前第3ビルの地下1階に迷い込んだ先に、昔にタイムスリップしたような居酒屋が現れた。その名も「大大阪(だいおおさか)」、新たな飲み処として22日オープンしていた。

 「大大阪」とは、大正末から昭和初期にかけて大阪が東京をしのぐ勢いを誇った時代の通称だ。人口や経済力、都市機能、すべてにおいて〝西の横綱〟だった大阪をもう一度、そんな気概が感じられるエネルギッシュな空間に仕上がっている。

 店のテーマは「昼飲みから宴会まで」。カウンターで一人しっぽり、テーブル席でわいわいガヤガヤ。どちらも大歓迎のスタイルだ。

 注目すべきは、名物メニューで編集部がすすめる「これいっとき!」を紹介する。

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名物① ぷるぷるの実、発見「トラフグぶつ盛」 968円

 目にも鮮やかなぶつ切りのトラフグが白菜の上にドン! ぷりぷりの身にポン酢がしっかり絡み、ふぐ皮のコリコリ感がアクセント。昼から贅沢、アリです。

名物② 脂で滑走、舌上のグランプリ「本マグロぶつ盛」 968円

〝厚切り〟の名に偽りなし。脂がのった本マグロが口の中でトロける。もはやこれは「お刺身界のステーキ」と言っても過言ではない。

名物③ 心までとろける、あったか味「和牛肉豆腐(半丁)」 748円

 やわらか和牛と豆腐の甘辛炊き。半丁と侮るなかれ、じんわり染みる味わいに、心の疲れもとけていく。冬はもちろん、冷房で冷えた初夏の夜にも効く。

 おつぎはお酒。季節や仕入れ状況に応じて内容が変わる日本酒は、常時6〜8種類を取りそろえている。定番も手堅く、ビールやサワーに加え、最近は「翠(すい)」のグレープフルーツ割り(495円)が人気上昇中。男女問わず支持を集めているという。

 昼間から一杯いくのもよし。仕事帰りに仲間と宴会を繰り広げるもよし。〝今の大阪〟を楽しむ新スポットとして、覚えておいて損はないだろう。

「午後2〜6時までハッピーアワーでドリンクが198円です。早めの集合やサク飲みに」とマネージャーの辻早貴さん