巨大〝ふともも〟仁王立ち 万博競輪イベントで迫力体験、家族連れも熱狂

 巨大な太もものオブジェが仁王立ちしているギャラリーWESTは、これまでにない賑わいを見せているイベントが開催されている。

ふともも、競輪、万博

 競輪(KEIRIN)の魅力を世界に発信する「ふともも EXPO~FUTOMOMOoooooooo~」が8月8~29日の期間で開かれている。

ふともも、競輪、万博

 日本発祥のスポーツである競輪をもっと知ってもらうために、競輪選手の疾走感を体感できるライドコーナーや大型の半円型イマ―シブシアターなど、映像とリアル体験を通して競輪の世界を堪能できるブースが展開されている。

 会場の中心には巨大な太もものオブジェ、ふとももバルーンがその存在感を示し、太ももの魅力を見せつけていた。

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 その奥には16人の競輪選手の太ももを3Dスキャンして集めたデータを元にCGで作り上げた立派な太ももによるキャットウォークがみられ、その前のスペースで、歩いてきてポーズを決める太ももと記念撮影ができるスペースがある。

ふともも、競輪、万博

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 面白い体験だな、と思ったのは、自転車を漕ぐことでかき氷マシンを回転させてかき氷を作るというもの。

ふともも、競輪、万博

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 氷は食べるではなく、特注した氷のうに入れて渡してくれるので、頭や首筋など熱をもった箇所に当てて涼をを取れるようになっていた。

 ふとももバルーンに向かって左側にある建物内では、ジムにある自転車のトレーニングマシーンを改良したようなレーシング仕様の自転車に乗り、プロ選手とレースを体験できる「Challenge! ふとももライド」というアクティビティがある。建物の外まで参戦を希望する男女が列をなしていた。

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 大人が真剣になって自転車を漕いでいる姿はなかなか見ることができない貴重な場面だ。体験してみて初めて、競輪選手のスピードの早さに驚いていた。

ふともも、競輪、万博

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 そのそばにはトップクラスの競輪選手の経歴紹介や競輪自体の歴史が展示されている。なんと競輪は1943年から開始され、すでに80年以上の歴史があり、今ではオリンピックでKEIRINとして公式競技にも選ばれているほどなのだ。

 来場者がメッセージを書き込める「Support! ふとももメッセージ」では、来場者が思い思いのコメントを書き込んでいた。

ふともも、競輪、万博

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 その横にある「Support! ふとももソーシャルアクション」では、競輪を運営している公益財団法人JKAが協賛や支援している活動の紹介をアナログのボードとデジタルの技術を組み合わせて行ったりして、来場者を飽きさせない工夫が随所に見られた。

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 最後に見せて頂いたのは「Dynamic! ふとももシアター」で、大型の半円シアターで躍動感あふれる映像と空間演出で競輪のダイナミックさを体感できるもの。映像に合わせて流れるBGMと、そのBGMに反応するかのようなライティングで、これ以上ないくらいにカッコよく競輪の魅力を伝えていた。白黒映像から始まり、最後の1周を知らせるゴングがなった瞬間、雰囲気が変わり、カラー映像に切り替わり、音楽も照明も一気にアップビートでライブ感が沸き立つ場面になり見る者を惹きつけるような見事な演出だった。

ふともも、競輪、万博

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 来場者の中には、女性や子どもたちが目立ったことがこのイベントが盛況な要因ではないだろうか。主催者も「予想以上に来場者が来てくれている」とうれしい悲鳴を挙げていた。