塩野義「ブイタマー」、小児アトピーに新たな治療選択肢

 塩野義製薬と鳥居薬品は16日、アトピー性皮膚炎の治療薬「ブイタマークリーム0.5%」について、12歳未満の小児にも使用できるよう国内での製造販売承認を取得したと発表した。アトピー性皮膚炎は子どもの時期に発症することが多く、新たな治療の選択肢となることが期待される。

 アトピー性皮膚炎は、皮膚の乾燥や外部からの刺激などによって炎症が起こり、強いかゆみを伴う慢性的な皮膚の病気。症状が長く続いたり、良くなったり悪くなったりを繰り返したりすることがある。

 今回承認された「ブイタマークリーム0.5%」は、ステロイドを使わない塗り薬。皮膚の炎症を抑えるとともに、皮膚が本来持つバリア機能などに関わる働きを促すことで、症状の改善を図る。

 承認の根拠となったのは、2歳以上12歳未満の小児を対象に国内で実施した臨床試験。1日1回、8週間にわたって使用した場合の効果と安全性を、薬の成分を含まないクリームと比較した。その結果、主要な評価項目で薬の効果が確認された。また、最長60週間使用した場合についても、安全性を確認した。

 同薬はこれまで、成人と12歳以上の小児のアトピー性皮膚炎、成人の尋常性乾癬(かんせん)に使用が認められていた。今回の承認により、2歳以上12歳未満の小児にも使用できるようになる。

 塩野義製薬は製造販売元、鳥居薬品は販売元として、国内で共同販売を行っている。両社は「小児アトピー性皮膚炎患者の治療と生活の質の向上に貢献するため、いち早く届けられるよう取り組む」としている。

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