大丸・松坂屋は、2027年のおせちの予約受け付けを開始する。店頭では10月1日から、オンラインストアでは9月17日午後2時から、店頭に先駆けて注文を受け付ける。
これに先立ち、9月10日には「2027 大丸・松坂屋おせち プレスお披露目会」が開かれ、人気の定番商品や新作、同店でしか購入できないオリジナルおせちなどを紹介。初登場となる56種類を含む、計498種類のおせちが披露された。


同店が掲げる2027年のおせちのテーマは「笑顔サク、ハレの美味」。創業100周年を迎える「京ぎをん 浜作」の限定おせちをはじめ、ウイスキーとのペアリングや人気料理家監修のおつまみおせちなど、多様なラインアップを用意。さらに、大丸梅田店では、地下一階にこの春オープンしたD.baguetteの焼きたてパンをサンプルで用意し、パンとおせちを組み合わせた、新しい年末年始の「新しいおせちの楽しみ方」も提案した。


同社の分析によると、物価高やライフスタイルの変化を背景に、 年末年始の過ごし方やおせちの楽しみ方が多様化しているという。
これまでの正月に家族で食べるものから、冷凍技術の進歩や一人暮らしの増加などで、年末に配送で受け取り、正月を待たずにおせちをつまみにアルコールとペアリングさせて楽しんだり、和洋中の料理を組み合わせた詰め合わせから、「お肉だけ」などテーマを絞り込んだものまで幅広く取り揃えている。


売上を見るとおせち全体の売上増の割合に対して、オリジナルの特別企画おせちの売上増の割合は2倍以上あり、こだわりのおせちの人気の高さが顕著になっている。過去8年連続売上1位は、料理研究家の大原千鶴氏監修のおせち「口福おせち未三段」。

同2位は4年連続で売上個数ナンバーワンの京都・祇園京彩宴の「天禄」、3位は5年連続売上げトップ3内にランクインした「吉田類おつまみ玉手箱一段」。

これだけ見てもバラエティーに富んでいることがわかる。
ワインやウィスキーなどお酒とあわせるおつまみおせちが多数取り揃えられているが、これも消費者の動向を探る中でヒントを得た結果だという。

おせちを準備する際、作る側の利便性だけを考えていると量が多めになりがちで、消費者は食べきれなかったおせちを正月以降に工夫してほかの料理へ転用しているらしいという傾向が見られたため、少量ずつ取り揃えて食べやすくした結果、おつまみおせちに辿り着き、おつまみであればお酒とペアリングさせようという流れになった。
その結果、今年はサントリーの協力を得て、同社のウィスキーアンバサダーの佐々木太一氏が監修した、「2026 Editionの山崎 Story of the Distillery」とおせちをセットにした「和・洋風一段 酔いしれる新春ペアリング重」や、ソムリエ料理家石橋絵里氏監修のワインと合わせる「おつまみ風一段 〝えり〟すぐり マリアージュおせち」が登場した。


500種近いおせちを提供する大丸・松坂屋の担当によると、おせちを選ぶ時のヒントとして「黒豆」に注目することだという。黒豆はどのおせちにもほぼ間違いなく入っているもので、シンプルなものから、ひと工夫されたものまであり、ほかと比較しやすいので、おせち全体を量る目安になる、という。黒豆へのこだわり方でそのおせち全体に関して、作り手のこだわりがみえるのだ。


また、9月17日からおせちの注文受け付けが始まるが、初日が一番注文が殺到するので、人気のおせちは早々に売り切れになることもしばしばなのだという。そのため、気に入ったおせちがあるのであれば、早めに予約する必要がある。
お披露目会では、毎年販売されている「おためしおせち」が配られ、試食できた。

今年も人気の6人が監修したおせちから、大人の海老マヨ、銀ダラ西京焼と栗きんとん、数の子チーズとセロリラべ、黒毛和牛ローストビーフと蕗味噌マスカルボーネ、市松柿バターといろいろナッツ田作り、そして帆立バター醤油焼と松前漬けのこだわりの6種、11品が詰め合わされていた。


おためしおせちは、1つ1080円で、9月17日午前9時半から整理券を配布し、同10時から販売開始。限定200折で売切れ次第終了。
