万博、熱中症対策を徹底強化 環境整備と医療強化で来場者守る

パビリオン前には日傘がずらりと並んでいた=6月4日撮影

 大阪府は6月19日、大阪・関西万博会場での熱中症対策を強化すると発表した。会場内に無料のウォーターサーバーや大型パラソル約150基、ミストファン30基を追加設置。ゲートにはスポットエアコンを設け、日傘の貸し出しも行う。医療体制も強化し、点滴対応が可能な救護所を含む計8カ所の医療施設を設置。うち3カ所には医師が常駐する。吉村知事は「安全に楽しめるよう徹底した対策が必要」と述べ、酷暑を見据えた準備を進めるとした。