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守口市と京阪百貨店は5月25日、京阪守口市駅前のカナディアンスクエアで開かれた同社創業40周年記念企画「SDGs食育フェスタ」で、包括連携協定の締結を市民に発表した。協定は5月16日付で締結されたもので、食育や教育、地域活性化など6分野での連携を通じ、市民サービスの向上を目指す。フェスタの場を活用し、両者の協力体制が始動したことを広く周知した。

イベントには、大学9校、企業5社、行政機関5団体など計27団体が出展。会場では子ども向けの模擬セリ、カゴメ(本社:愛知県名古屋市)による野菜摂取量を測定する「ベジチェック®」体験、野菜釣り堀など多彩な企画が展開され、にぎわいを見せた。ステージでは出展大学の吹奏楽部や軽音楽部、地元の淀川工科高校吹奏楽部の演奏が来場者を楽しませた。
瀬野憲一市長は「百貨店と行政が手を携え、誰一人取り残さない『守口モデル』を全国に発信したい」とあいさつ。京阪百貨店の辻良介社長も「創業40年で培った食と文化のノウハウを生かし、未来を担う子どもたちに豊かな暮らしを届けたい」と述べた。催しを総括した同社の雲川さんは「市民の声を反映しながら、連携事業を段階的に拡大していきたい」と意欲を語った。