
パナソニックインフォーメーションシステムズは3月13日、大阪市北区のPanasonic XC OSAKA(パナソニッククロスシーオオサカ)で大阪本社移転の開所式を行った。式典には執行役員や本社社員のほか、移転計画について意見交換やアイデアを出したワークショップメンバー30人、新入社員21人など約100人が参加し、 オンラインでも公開された。
大阪府内に8カ所あったアプリケーションやインフラソリューション、営業、管理など拠点を集約し、「出社したくなるオフィス」をコンセプトにした新社屋へ2月3日に移転した。
玉置肇社長は「計画から4年の歳月をかけて社員が自分たちでこういう職場で働きたいという思いが叶った。移転を通じて新たな貢献を目指す」とあいさつ。ワークショップ代表の加納実樹さんは「防音で半個室のワークスペースや会話禁止スペースなど、集中して作業できる場所が実現できてうれしい。洗練されたデザインと緑を多く採り入れたリラックススペース、カジュアルなミーティングスペースなど多様なニーズに対応している。業務エリアのフリーアドレス化で、移転前は関わることが少なかった他部署の人から刺激を受けたり、会社に来ればいいことがあると感じる。『出社するのが楽しい』という声もあり、理想の働き方を目指して空間や風土、文化の意識改革が進んでいると実感している」と話した。

式典後には玉置肇社長と4月から新社長に就任する阿部裕副社長が取材に応じた。阿部氏は「社員の表情が明るくなった。他部署と連系が取りやすく、問題解決のスピード感が上がっている。総合力で戦っていく」と決意を語った。


