大阪・関西万博のオーストラリアパビリオンで開催された科学ショー「サイエンスサーカス」。ステージを手がけるのは、同国の首都キャンベラにあるサイエンスミュージアム「クエスタコン」だ。
サイエンスサーカスは、科学の原理をユーモアとパフォーマンスで伝える参加型ショー。ドライヤーでごみ袋を浮かせたり、ペットボトルに空気と水を詰めてロケットのように飛ばしたりと、原理を体感できる実験が続く。正解を示すだけでなく、あえて失敗を見せ、参加者が「どこが間違っていたか」を考える構成で、失敗を学びのきっかけとして伝えている。
クエスタコンは多くの人の人生に影響を与えてきた。実際、パフォーマーのジェードも子どもの頃から同館に親しみ、博士号を目指していたダンも「研究より子どもの好奇心を刺激する方が自分にとって意味がある」と語る。
サイエンスサーカスの次回公演は7月18日〜22日の予定。
