大阪訪日客、1760万人で過去最多 万博追い風、消費1兆6000億円に

多くの訪日客でにぎわう道頓堀の戎橋=2025年6月、編集部撮影

 大阪観光局は1月26日、2025年の1年間に大阪府を訪れた外国人客数が前年比21%増の1760万4000人(推計値)となり、2年連続で過去最高を更新したと発表した。4月から10月まで開催された大阪・関西万博が強力なけん引役となり、当初の年間想定1500万人を大きく上回った。
 国・地域別(通年)では、中国が前年比39%増の522万5000人と首位を維持した。次いで韓国が274万4000人(1%増)、台湾が164万人(2%増)と続く。特筆すべきは欧米豪圏の伸びで、米国は32%増の145万1000人、オーストラリアは24%増の63万4000人と躍進。万博を目的とした長期滞在者の増加が、全体の底上げに寄与した。
 こうした「質」の転換に伴い、府内の訪日消費総額も約1兆6000億円(同局推計)に達した。
 一方、12月単月の動向を見ると、最大市場の中国が前年同月比45%減(前年比55%)と急落した。12月全体の客数も145万2000人と前年同月(140万人)から微増にとどまっており、年末にかけて外交情勢などの影響が表れた形だ。溝畑宏代表理事は、万博で培った国際ブランド力を評価しつつ、26年は1800万人超を目指す方針を示している。

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