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従来のフェイシャルエステやスキンケアは「与えるケア」が主流でした。表情筋を動かしたり、熱を与えたりと外からの刺激や、化粧品のピーリングを用いた表面的なアプローチ。確かに即効性があり、目に見える変化をもたらしますが、なぜ多くの人が満足できないのでしょうか?
それは、これらのケアが一時的な効果にとどまり、根本的な改善につながりにくいからです。肌や体を美しく保つには、外側からの刺激だけに頼るのではなく「自分で美しさを育む力を目覚めさせるケア」が必要なのです。
そのカギは細胞活動の基本「呼吸」です。呼吸で取り込まれた酸素が血液を通じて全身に運ばれ、細胞一つひとつがエネルギーを生み出すために働くからです。この過程で重要なのが「電子」の存在です。
新品の電池を思い浮かべてください。十分なエネルギーで機器を動かせます。しかし、電池は使い続けるうちにエネルギーを消耗し、やがて動かなくなります。私たちの細胞も同じように、エネルギーが不足すれば働きが鈍くなり、美しさも失われます。機械なら電池を交換できますが、人間の細胞には「交換可能な電池」はありません。では、どうすればよいのでしょうか?
答えは、酸素をしっかり供給し、細胞を活性化することです。リラックスした呼吸習慣を取り入れることで、細胞が「エネルギーを取り戻す感覚」を思い出します。これを繰り返し、記憶を定着させることで、細胞の活力が長く保たれるのです。単純に“胸を広げて深呼吸“するだけでも内側からの美しさにつながります。
ネガティブな言葉や思考が細胞にダメージを与える一方、ポジティブな言葉や「ありがとう」の感謝の気持ちは、心と体を整えてくれます。心が整えば、体の自然と美しさを取り戻します。
外側からのケアだけでは本当の美しさは手に入りません。“内側から整い、自分本来の美しさを目覚めさせる“ことこそ新しい美容法なのです。
(ル・キヤ代表 久山奈津)