JR東海と吉本興業がコラボし新年度スタートの4月に上京して新生活を始める人々を応援するイベント「ファイト!エクスプレス~上京芸人と笑って出発~」が行われ、実際に4月から活動拠点を東京へ移すお笑いコンビ「ツートライブ」(昨年「THESECOND」優勝)、「カベポスター」(2021年「ABCお笑いグランプリ」と22年「YTV漫才新人賞」優勝)、「たくろう」(昨年「M-1」優勝)が登場。実際に上京するため東海道新幹線を利用する113人と共に「のぞみ」貸し切り2車両に乗り込んでほぼ全員が女性の参加者を激励、トークなどで楽しませた。

出発セレモニーではホームでトークイベント。6人全員が大阪から引っ越しを行っただけに気になる家賃出費増加について、司会の「アイラブ地球」コウノ・オブ・ザ・イヤー(40)から「何倍になったの?」と切実な質問。まず「カベポスター」浜田(38)は「10万から17万円に。1・7倍です」と金額も即答。続く「たくろう」のきむらバンド(36)は「4倍です」、相方の赤木(34)は「ちょうど5倍」と共に金額は明かさず渋い表情。「ツートライブ」周平魂(42)は「大阪で10万5000円の部屋を残したまま。東京が13万5000円で二重生活」と告白。上京後のギャラアップを期待しつつ当面は苦しい懐事情を明らかにした。

上京する旅路が既に仕事に直結とあって「カベポスター」永見(36)は「〝この日から上京したな〟って思える機会に。いい日になったなぁ」と表情を緩めると、横でコンビの浜田が「実は今晩大阪での仕事で、アッチに付いたらとんぼ返り」と現実的なツッコミの一幕も。

ホーム上で酒井英樹駅長が「皆さん元気で頑張って。大阪の食べ物が恋しくなったら、新幹線で戻ってきて下さい」と激励、全員で「エイ・エイ・オー」と勝ちどきを上げ列車へと乗り込み。車内ではLINEオープンチャットを活用し芸人6人と参加者らが会話を楽しみながら、上京にちなんだお笑いトークを繰り広げ写真撮影などに応じた。この日は快晴で途中そびえ立つ富士山もクッキリ。皆で車窓から眺め大拍手が湧き上がり2時間半の旅路を満喫した。

JR東海では「新たに旅立って新生活に臨む方々を応援したい、と考えて企画した特別列車。東海道新幹線と芸人の方々の心温まる笑いというエンタメの力を掛け合わせる事で新生活の励みにして頂ければ」と今後もさまざまな列車での企画実施を計画していると言う。
(畑山 博史)
