平成生まれの昭和なボイス〟演歌男子第7世代一条貫太が海の男アピール

 演歌男子第7世代呼ばれるメンバーは新浜レオンはじめ今風イケメンが多いが日焼け顔と刈り上げ頭がトレードマークの一条貫太(28)はキャッチフレーズ〝平成生まれの昭和なボイス〟を実践する海の男の匂いが売り。

「これからは関西に力を入れて」と話す一条貫太

 新曲「凪か嵐か」は、天候次第で板子一枚下は地獄の外洋で命を賭ける漁師の覚悟歌。いつも以上に高音部を生かし躍動感を演出した。「実はレコーディングの際に作曲の宮下(健治)先生や担当ディレイクターに〝(一番高い所を)半音下げていただけませんか?〟って相談しました。すると先生から〝貫太の一番良い所は高音部だよ〟と指摘され納得しました」と決意を込めた。

すっきりと背広で決めた一条貫太

 「男の漁場」「大漁太鼓」から宮下と作詞・万城たかしのコンビによる海の男の三部作が続いた。その間、一条は髪を短くし肌をしっかり焼いてイメージ作り。今回は万城から譲り受けた黒い革ジャンをステージ衣装に使い似合い過ぎるほど漁師っぽい雰囲気になった。「昭和の日活映画のスターを思い浮かべてやってます。デビュー以来試行錯誤したけどやっと路線が決まりました」とうれしそう。

革ジャン姿の一条貫太新曲「凪か嵐か」のCDジャケット

 今月からデビュー8年目に入る。実は千葉市出身の野球少年で都内の大学を卒業した都会っ子。これまでは首都圏を中心に東日本での活動が多かった。「3月からのテーマは西日本でも僕のことをもっと知って頂くこと。特に大阪は、万博も始まりしばらくは毎月お邪魔するつもり。僕はブログやユーチューブをはじめ、インスタやティックトック、XまでSNSをいろいろやってますからぜひ1回のぞいてみて下さい」とアピール。

 (畑山 博史)