大阪出身のたむらけんじがプロデュースするスポーツイベント「ちゃ〜ズモール」が今年も盛況。米国拠点での活動、焼肉事業の立て直し、来年以降の新企画構想について語った。

「ちゃ〜ズモール」5回目の開催 大阪・あべので親子連れに人気
一昨年春、50歳を節目に活動拠点を米国ロサンゼルスへ移した大阪出身のお笑い芸人“たむけん”こと、たむらけんじ(52)が、大阪市中央区のもりのみやキューズモールBASEで毎年この時期に開催しているスポーツプロデュース企画「ちゃ〜ズモール」が開かれ、今年も2万人超の来場者でにぎわった。
2018年から始まり、コロナ禍の休止を挟んで今回が5回目。ベースとなったフットサルイベント「たむけんCUP」は14回目となり、参加チームも年々増加している。今年からは「あべのキューズモール」でも開催され、同様に多くの親子連れでにぎわった。
たむけんは「ここに来ると8年前に初めて開催した時のことを思い出す。あべのでも大勢が来てくれたし、将来は箕面や尼崎のキューズモールでも開ければうれしい」と夢を広げた。

「焼肉たむら」再建で日米を往復 芸能活動は年数回のみ
自身が起業し日本に残した「焼肉たむら」の経営が、コロナ禍などもあり思わしくなくなったことから、この1年は日米間を行き来して建て直しに奔走。渡米時にテレビ・ラジオのレギュラー番組はすべて降板した。
現在、日本で芸能活動を行っているのはこの「ちゃ〜ズモール」と、タイミングが合った年の間寛平主宰「寛平マラソン」のみ。「今回の帰国は吉本興業が航空券代を負担してくれた」と恩義を口にした。

米国生活の変化 来年は「ピックルボール」導入構想も
米国での生活については「以前はパスポート携帯でどこへでも行けたが、現政権になってからは外国人の移動時、居住証明書が必要になった」と変化を説明。
さらに「来年は米国で人気のピックルボールを取り入れたい。子どもから高齢者まで幅広く楽しめる」と、新競技導入への強い意欲を示した。

松本人志の復帰に「素直にうれしい」 仲間芸人も結集
活動自粛中だった先輩芸人・松本人志が有料ユーチューブ「DOWNTOWN+」で復帰したことには、「1ファンとして素直にうれしい。日本エンタメ界の新しい動きだと思う。出演オファー? 今のところ無いよ」と慎重に言葉を選びながらエールを送った。
「ちゃ〜ズモール」には毎回「サバンナ」八木、「麒麟」田村、「ミサイルマン」西代、「女と男」「スマイル」など大阪の常連芸人が結集。西代は「声をかけてワッと芸人が集まるスポーツイベントを作れるのは、たむけんさんと寛平師匠だけ。これからも呼んでください」と語った。
(畑山博史)
