秘蔵っ子第2期お披露目&GM新曲ライブ、NGKが熱気に包まれる

 吉本新喜劇、間寛平GM(76)が青春パンクロックバンド「ガガガSP」と組んで制作した新曲「KANPEI Callng」がネット配信を始めたのを記念し、新喜劇の若手女性座員6人組アイドルユニット「秘蔵っ子」第2期のお披露目を兼ねたライブが、このほどなんばグランド花月(NGK)で開催。GMの息子、間慎太郎率いるロックバンド「HOTJACKS」やケンら新喜劇男優陣も多数駆け付け満員の客席と一体化するステージを展開。

オープニングで歌い踊る秘蔵っ子のメンバー

 秘蔵っ子は3年前に30歳以下の新喜劇座員14人(男性5人、女性7人)で結成。今夏リニューアルし、小林ゆう(入団9年目)と咲方響(同7年目)の26歳コンビが残留、今春新たに加入したきだななみ(23)、おはる(26)、野呂桃花(23)、冲ひなた(19)の4人が加わり6人組に。

 オープニングでダンスと歌を披露すると、NGKでは珍しい野太い声援が飛び交い。カンじいちゃんにふんしたGMとの掛け合いコントで笑いを誘って場の雰囲気を切り替え、秘蔵っ子テーマ曲を手掛けた間慎太郎&HOTJACKSと、GM新曲を作った「ガガガSP」がオリジナル曲を披露。若々しく衣装替えしたGMがノリノリで歌い踊り、客席に「70歳過ぎてロックやるのは珍しい、と言われてますが僕の夢は100歳になってフルマラソンに挑戦すること。まだまだやりますよ」とガッツポーズ。お笑いの殿堂NGKに時ならぬロック音楽が大音響で響き渡った。

エンディングでは全員でガッツポーズ

 終了後GMが〝限定100枚〟制作の新曲CDのサイン入り即売会を開催。ファンと2ショット写真にも応じ、1人1人に「秘蔵っ子応援してやって下さい」と握手し頭を下げた。

終演後CD即売でファンと交流する寛平GM

 秘蔵っ子のリーダー格・小林は「皆でいっぱい練習しましたが、実際にNGKでやってみて改善点がたくさん見つかった。もっと頑張る」と興奮気味。小林やおはると同学年ながら芸歴2番目で自ら〝中間管理職〟と称する咲方は、衣装替え後に着る6人全員のオリジナルドレスをデザインし自分のミシンで縫製。「それぞれの個性が生かせる出来。評判良くてホッ。もちろん私の分が生地代は一番高いです」と笑顔。

 来春には2年連続で新喜劇新入座員オーディションが行われるだけに、GMは「年数にかかわらずやる気のある座員にはどんどんチャンスを与えていく。いずれ京都も再び常設劇場ができるはずだから、新喜劇も現在の4座長を軸に全体のレベルアップを押し進める。秘蔵っ子には既に個々の推しファンが付いてくれて将来が楽しみ」と話し、座員の下支えを続ける。

「間寛平×秘蔵っ子」のイベントポスター

(畑山 博史)

タイトルとURLをコピーしました