医療・介護・ヘルスケアの総合展第11回 メディカル ジャパンが3月5日〜7日、インテックス大阪で開催されている。同展は、病院設備、医療機器、クリニック向け製品、介護製品、看護用品、薬局支援システム、感染対策など病院・介護・クリニック・薬局・感染対策に関わるあらゆる製品・サービスが一堂に出展しており、今回は世界10カ国・地域から400社が集結している。
ハンズフリー車いす、音声AI記録ロボット、世界で最もセラピー効果が高いロボットなどが実物展示されており、さまざまなヘルスケア分野のセミナーなども開催されている。
中には、まだ市販されていない実体験や現場のニーズから製品化されたものもあり、見守り機能搭載のコミュニケーションロボットや点滴ルートの気泡抜きなどが注目を集めていた。
見守り機能搭載のコミュニケーションロボットは、性格統計学を元にした「伝え方ラボ」というアプリと連動することで、相手にあった伝え方や受け止め方を表示できる優れもの。
介護従事者向けに開発されたそうだが、見た目のかわいらしさから子どもの見守りにも活用できそうだ。
点滴ルートの気泡抜きはペン型になっており、振動によって気泡を移動させるという仕組み。従来であれば看護師が指で弾いたりして気泡に対応していたが、なかなか抜けなかったりするという困り事から製品化へと繋がったという。
6月に販売予定の同製品は、点滴を扱う看護師のみならず、点滴が気泡で停止してしまってイライラしてしまいがちな患者側の救世主にもなりそうな予感だ。
RX Japan主催の展示会は、7日の17時まで開催されている。医療・介護や福祉に携わる人は是非足を運んでみてはどうだろうか。
■インテックス大阪／大阪市住之江区南港北１丁目５−１０２