大阪市立美術館が光の劇場に ヴィヴァルディ「四季」を360度映像で体感する没入型ショー開催

 360度没入型・音と光のスペクタクルショー「ENLIGHTENMENT JAPAN (エンライトメント ジャパン) , CREATED BY PROJEKTIL」が、大阪市立美術館(天王寺区)の1階・中央ホールで10月10日から11月29日まで開催される。

 同ショーは、ヴィヴァルディの名曲「四季」を題材に、世界90以上の都市、100カ所以上の歴史的建造物を舞台に上演されてきた、累計300万人が体験した没入型スペクタクルショー。

 大阪では、大阪市立美術館1階・中央ホールの壁や天井、柱すべてをスクリーンとして活用した360度のプロジェクションマッピングを演出。会場の建築空間に合わせて専用に制作された映像とヴィヴァルディの「四季」により、全6部構成、約30分間の没入感のある体験が楽しめる。

 ショーの前半では「春・夏・秋・冬」の移ろいを光と映像で体感。第5幕「イグノランス(無知)」では、生と苦しみの輪廻が空間全体の映像として展開する。そして最終幕「エンライトメント(覚醒)」では、すべての束縛から解放された圧倒的な光が空間を満たすという。音楽と光が一体となり、来場者を物語の中へと引き込む。

 中央ホールの白亜の天井と重厚な柱が生み出す圧倒的なスケールの大空間は、光を受け止める広大な壁面と相まって、360度の映像に深い奥行きと没入感をもたらし、約90年の歴史を刻んだ国の登録有形文化財(建造物)の格調が、ヴィヴァルディの音楽と光のアートに重なるとき、この空間でしか生まれない体験が広がっていく。

 この映像を手がけたのはPROJEKTIL(プロジェクティル)というスイス・チューリッヒ発のクリエイティブ集団。教会や歴史的建造物を舞台にした没入型ショーのパイオニアとして、歴史的空間を活性化するプラットフォーム「PROJEKTIL EXPERIENCES」を展開している。各会場の建築構造に合わせて映像を精緻に専用設計する360度プロジェクションマッピングと、音・光が一体となる独自の没入体験で、これまで世界90都市以上・累計300万人以上を魅了してきた。

 会場内には椅子のほか、ビーズクッションも設置されるので、体を預けながら頭上・四方に広がる光の世界を鑑賞することができる。さらに公演中の写真や動画撮影も可能。

 プロジェクションマッピングが流行り出して何年か経つが、今回のENLIGHTENMENT JAPANの演出は、平面上ではない上に、360度に対応するというかなり難易度の高い挑戦をしているようだ。まして構造が複雑な歴史的建造物が投影先なだけに、そのハードルは一層高いはず。写真や参考映像を見る限り、その完成度は高く、大阪に来てくれるのであれば見逃せないイベントになるだろう。昨年の大阪万博でもウォーターショーが大人気になったが、開催が進むにつれて評価が広がり、注目度が一段と高まる可能性がありそうだ。
 現在、前売りチケットが絶賛発売中なので、興味を持った人は早めにチケットをゲットしてみては。

 公演開催時間は、第1公演17:45〜18:15(入場開始17:30)、第2公演18:30〜19:00(入場開始18:15)、第3公演19:15〜19:45(入場開始19:00)、第4公演20:00〜20:30(入場開始19:45)、5公演20:45〜21:15(入場開始20:30)。公演除外日は、10月13日、19日、26日、11月2日、9日、16日、24日。第2期の予定は後日発表予定。

 チケット料金は、平日、大人2600円、子ども1400円、土日祝日は、大人2900円、子ども1600円(7月31日まで)。8月1日以降、は平日、大人2900円、子ども1700円、土日祝日は、大人3200円、子ども1900円(会期末まで)。詳細はURL(https://enlightenment-immersive.jp/)へ。

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