2030年に予定されている大阪IR(統合型リゾート)の開業を見据え、ポーカー(テキサスホールデム)を単なるギャンブルではなく「論理とスキル」を要する知的スポーツとして普及させる取り組みが進んでいる。日本テキサスホールデム協会は8月12日、大阪市北区のヒルトン大阪で、関西の主要大学のポーカーサークルが頂点を競う「P1サーキット・関西ポーカー大学対抗選手権」を初開催した。京都大、大阪大、近畿大、同志社大、立命館大など11校が参加し、関西大が初代王者に輝いた。

大会は、ポーカーの競技性に焦点を当てたのが特徴。参加費は無料で、賞金などの現金によるプライズは設けず、「賞金なし、名誉のみ」を掲げた。優勝チームにはトロフィーと、「P1サーキット・メインイベント」への招待権を贈呈。学生たちは賞金ではなく、大学の名誉を懸けて知力と技術を競った。
優勝した関西大チームは、池原健芯さんら21歳の3年生3人で構成。高校時代からの友人同士で、試合では個々の判断力に加え、チームメートと相談できる「タイムバンク」を活用し、高い結束力を発揮した。

終盤の攻防では、相手の判断を難しくする戦略を駆使。池原さんらは試合後、「相手が考えづらい戦略を立てて戦った」と振り返り、初代王者の座をつかんだ。
大会を主催した日本テキサスホールデム協会の北垣智佑貴さんは「学生の皆さんには、健全にポーカーを楽しんでもらいたい。4年後には、夢洲IRで誰もが楽しめるマインドスポーツの一環として開催したい」と話している。
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テキサスホールデムは、配られた2枚のカードと、場に順番に公開されるカードを組み合わせ、相手の出方を読みながら勝敗を競うポーカーの一種。運だけでなく、確率や相手の行動を踏まえた判断、駆け引きなどが求められることから、海外では競技としても親しまれている。
