コクヨ、176億円投じ滋賀に最大規模の物流拠点 新配送センター造成工事に着手

 コクヨは9月24日、滋賀県愛荘町で「(仮称)コクヨ新滋賀配送センター」の造成工事に着手した。投資額は約176億円で、同社史上最大規模の物流拠点となる。2029年2月の竣工、同年9月の稼働を予定している。

「(仮称)コクヨ新滋賀配送センター」完成図(CGイメージ)

 同センターは、オフィス家具需要の拡大に対応する国内供給体制強化の一環。総投資額345億円の事業の一つで、全国の物流ネットワークを再編し、ファニチャー製品の保管・配送など国内物流機能を集約する。主要幹線道路の名神高速道路や国道8号に近い立地を生かし、全国への安定供給と輸配送の効率化、物流コストの削減を図る。

 敷地面積は約6万6000平方メートル、延床面積は約4万5000平方メートル。S造地上2階建てで、最高高さは約16メートル。特徴的なのが、物流効率を高める低層構造だ。大型トラックが倉庫2階まで直接乗り入れられる専用スロープを設けるほか、広い荷さばきスペースを確保する。

 トラック運転手の拘束時間に制限が設けられた「2024年問題」や物流業界の人手不足を踏まえ、拠点内の車両動線を工夫。荷役作業を円滑にし、トラックの待機時間を減らすことで、運転手の負担軽減と持続可能な物流網の構築につなげる。

 また、自然や地域社会との共生も掲げる。隣接する愛知川流域では「愛知川河畔林再生プロジェクト」に取り組み、地域に生息する希少種カヤネズミなどの生息環境の保全・創出を目指す。施設には太陽光発電も導入する。

敷地内の様子(CGイメージ)

 コクヨは、同センターを全国物流ネットワークの基幹拠点として整備し、多様化する製品ニーズへの対応と物流機能の強化を進める。

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