
障がいのある人への支援は、年齢・種別・目的によって法律や事業者が細かく分断されている。子ども期に使える放課後等デイサービスは18歳で終了し、その後多くは就労支援やグループホームなど別の行き先に切り替えなければならない。当てがなければ1から探さなければならず、これまで築いてきた信頼関係もリセットされる。この「制度の継ぎ目」で孤立する当事者と家族は少なくなく、「18歳の壁」とも呼ばれている。
この問題に正面から向き合っているのが、大阪市旭区の社会福祉法人「リベルタ」だ。同法人内の障がい者会館「光生園」(ともに大阪市旭区)は、6歳から18歳の就学児童を対象とする放課後等デイサービス「ぷくぷく」、短期入所を含む共同生活援助のグループホーム「よつば」「ふたば」、そして地域活動支援センター事業を一体運営する。
グループ全体を通じて身体・知的・精神すべての障がいを対象としており、子どもから大人まで同法人が支え続ける。制度の「継ぎ目」に、人を落とさない体制だ。
子どもから大人まで同法人が支援

放課後等デイサービス「ぷくぷく」では、支援が難しいとされるケースも含め、できる限り児童を受け入れる姿勢を基本としている。卒業した後はグループホームなど、同じ法人の支援にそのまま移行できる。その連続性が、利用者本人だけでなく家族にとっての大きな安心になっている。
この他特徴的なのが、大阪市内には4施設しかない地域活動支援センター(活動支援B型)を併設していることだ。18歳以上の障害者手帳所持者なら誰でも参加でき、利用料は実費のかかる活動以外は基本無料。クッキングやカラオケ、健康麻雀など好きなことを自由に楽しむ活動場所として、また地域や利用者同士の交流場所として機能している。
「他者との交流や、好きな活動に参加したいなど目的はさまざま。平日は就労支援に通い、週末だけ息抜きに利用する人などもいる。家でも職場でもない〝第3の居場所〟として活用している人が多い」と木下裕司館長。「家でも仕事場でもない、もう一つの居場所がある」。その選択肢の多さが、障がいのある人とその家族の安心を支えている。

■社会福祉法人リベルタ 生江障害者会館 光生園/大阪市旭区赤川4-1-30/06(6921)6603
