第一生命が1989年から続けている小中高生を対象にした「大人になったらなりたいもの」調査の結果発表が37回目で初めて〝子ども達が職業・社会体験できるテーマパーク〟キッザニア甲子園(兵庫・西宮市)で行われた。

「会社員」が小学生男子と中高生男女で6年連続トップ、残る小学生女子は「パティシエ」が同じく6年連続首位と不動の人気。今年の特徴として、WBCでの大谷翔平選手をはじめ日本人メジャーリーガーの活躍に刺激されたのか小学生男子で「野球選手」を挙げた児童が、3位の「ユーチューバー」を抜き2位ランクイン。日米の株価好調を反映したのか高校生男子で「投資家」が初めて9位入りした。小学生女子では昨年までランク外だった「幼稚園教諭・保育士」が3位に躍進した。

第一生命でこの調査を担当した広報グループ・中村恵美加チーフは「成長するに連れ〝会社員〟〝公務員〟など堅い仕事を挙げる子どもが増える傾向。安定志向というより目の前の保護者の多くがそうした職業に就いておられるので、子ども達にとって身近な存在なのでは?」と分析。

発表会場となったキッザニア甲子園は今月開場17年目を迎えたが、約100のアクティビティのうち当初から変わらないのは半数程度で、子ども達のニーズを反映し入れ替わっている。調査で人気の「パティシエ」(小学校女子1位、中学校女子5位、高校生女子5位)や「ゲームクリエイター」(小学生男子6位、中学生男子10位、高校生男子9位)の人気アクティビティにはいつも予約でいっぱい。

調査では新たに「子どもたちの生成AIや対話型AIの使用」について保護者にアンケート。「自分で考えなくなる」と心配する声もあったが、75%の保護者が使用に肯定的で「勉強やアイデア出しで自分だけでは得られない知識や視点を補ってくれる」と使いこなす力を養う重要性を認めている事が分かった。
(畑山 博史)
